地域キャラと安全啓発
2026-05-29 16:20:59

マスコットキャラクターと共に進める自転車安全啓発活動

マスコットキャラクターと共に進める自転車安全啓発活動



自転車を安全に利用するための施策が全国で進められています。その中で、特に注目されるのが、各自治体のマスコットキャラクターたちが自転車用ヘルメットを着用しながら安全啓発に取り組むプロジェクトです。大阪に本拠を置く株式会社オージーケーカブトが、全国各地の自治体と連携し、自転車の安全利用を促進しています。

この取り組みは、大阪府の広報担当副知事「もずやん」が起点となりました。2016年4月、大阪府では高齢者における自転車事故が増加していたため、ヘルメット着用の啓発を強化することとなりました。そこで「ひろめっとチーム広報リーダー」に就任した「もずやん」は、特製のヘルメットを作ってほしいとの依頼を出し、オージーケーカブトはこれに賛同しました。その結果、大阪府との「もずとも協定」が締結され、「もずやん」専用ヘルメットの寄贈式が行われることに。これにより「もずやん」が交通安全の運動で活動を行うようになりました。

続いての取り組みは愛媛県で展開されました。愛媛県のPR特命副知事「みきゃん」は、自転車用ヘルメットの着用率が全国でもトップを誇り、県立高校生の着用義務化を進めるなど積極的に施策を展開しています。「みきゃん」のヘルメットがズレるというSNSの投稿から発想を得て、ぴったりサイズのヘルメットが贈られることになりました。2024年10月に開催される「サイクリングしまなみ2024」イベントでは、「みきゃん」がヘルメットを着用して安全利用の啓発活動を行います。

兵庫県も負けてはいません。「はばタン」と呼ばれるマスコットキャラクターは、自転車用ヘルメットの購入補助金制度を全国で促進しています。高校生の自転車通学を対象に、自転車安全利用モデル校事業を実施し、教職員による安全教育を徹底しています。2025年3月には、兵庫県に在籍する自転車通学高校生向けにヘルメット3,000個を寄贈する予定であり、各校での安全教育に貢献しています。

さらに、高知県のイメージキャラクター「くろしおくん」も安全啓発の一翼を担っています。高知県では自転車用ヘルメットの着用を進めるため、オージーケーカブトとの協定が締結され、2026年4月には「くろしおくん」に専用ヘルメットが贈呈されます。

そして神奈川県では「かながわキンタロウ」が新たに登場。このキャラクターのヘルメットは、頭囲が約300cmに達し、今までの中で最大のサイズです。神奈川県では高校生の通学時のヘルメット着用を強く推進しており、警察とも連携を図りながら啓発活動を進めていく考えです。

警察庁のデータによると、自転車乗用中に亡くなった方の約53.1%が頭部に致命傷を負っています。これを受け、ヘルメット着用の努力義務が2023年に課されましたが、全国の着用率は依然として21%と、依然として改善が求められる状況です。政府は「第3次自転車活用推進計画」を策定し、ヘルメット着用の重要性を説いています。

オージーケーカブトは、地域特性やニーズに応じて今後もヘルメット着用の啓発活動を推進し、全国各地の自治体との連携を強化していく予定です。さまざまなマスコットキャラクターが自転車の安全利用を広めるこの取り組みは、地域社会にとって不可欠なものとなっているのです。


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