喜界島の海を巡る新プロジェクト
喜界島サンゴ礁科学研究所が設立10周年を迎え、新たにスタートするプロジェクト『サンゴの方舟 ー海の未来を繋ぐ洋上大学ー』が注目を集めています。このプロジェクトは、海の未来を考える若者たちや科学者、アーティストが集まり、喜界島を出発点に大阪までの約1週間の航海を行うものです。航海中には、寄港する島々で地元の文化や海との関わりを体感し、海と生きる喜びを共有することを目指しています。
プロジェクトの概要
この航海に参加する仲間は来る2025年6月28日からクラウドファンディングを通じて募集中です。プロジェクトの目的は、海にまつわる科学的研究と、アートによる表現、そして教育を通じて、参加者が自然との繋がりを深め、新しい知識やスキルを学ぶことです。具体的には、環境DNAやプラスチックごみの調査、音響生態学などを扱い、海の現状を理解するための活動が展開されます。
具体的な航海スケジュール
航海は2025年9月15日から始まり、喜界島での乗船訓練を経て、9月16日から出航。その後、9月22日に大阪の天保山に入港し、航海の成果を発表する報告会が予定されています。天候や海の状態によってスケジュールに変更が生じる可能性もあるため、参加者は最新情報を確認する必要があります。
科学、アート、教育の3本柱
科学:海を調査する
プロジェクトでは、現役の科学者たちが乗船し、海のリアルタイムな調査を行います。様々な分野で活動する研究者たちが、変化しつつある海の“今”を記録することを目的としています。
アート:海の魅力を伝える
同時に、数名のアーティストも乗船し、サンゴ礁の環境や文化をテーマにした作品を創作します。アートを通じて海の美しさや大切さを伝え、参加者に海についての新たな視点を提供します。
教育:海と共に生きる未来を育む
このプロジェクトは次世代を担う若者たちにも注目しています。若者たちは自然の中で生きる知恵を学び、科学やアートと触れ合うことで、表現する力を身につけていきます。未来の海洋教育に貢献する人材を育成するプログラムを開発し、持続可能な活動を目指しています。
帆船 BLUE OCEAN みらいへ
このプロジェクトに用いられる帆船「BLUE OCEAN みらいへ」は、一般の人が乗船できる日本唯一の大型帆船です。55メートル級のこの船は、その美しい航行シーンが目を引き、多くの人々に海の魅力を再発見させることでしょう。
参加者募集中
私たちはこの航海に参加してくれる仲間や、オンラインでのプロジェクトメンバーを募集しています。また、スポンサーとしてこのプロジェクトを支援してくださる企業も大歓迎です。詳細はクラウドファンディングページでご確認ください。
この『サンゴの方舟』を通じて、私たちは海の命の旅を追い、未来を共に考える仲間を募っています。自然と科学、アートとの融合を目指し、あなたの参加をお待ちしています!