藤巻亮太 東京公演
2025-05-07 18:30:43

藤巻亮太の東京公演が描く春の風景と新たな季節の予感

藤巻亮太の東京公演が描く春の風景と新たな季節の予感



4月24日、Zepp DiverCity(TOKYO)で行われた藤巻亮太のライブツアー2025『儚く脆いもの』の東京公演。国内でのツアーファイナルを飾るこの公演は、藤巻がみずみずしいバンドサウンドを引っ提げて、聴く者の心を魅了しました。アルバム『儚く脆いもの』のリリースを受け、北海道の札幌からスタートした春ツアーは、桜前線を追いかけるかのように、7つの都市を巡るものでした。

ライブの幕開けを飾ったのは、アルバムからの「桜の花が咲く頃」。美しい桜色に染まった会場の中、藤巻は明るい躍動感溢れるパフォーマンスを展開。バンドも絶好調で、御供信弘(Bass)、片山タカズミ(Drum)、近藤寿(Guitar)らが見事に息を合わせ、観客を引き込みました。特に、キーボードが不在のギターバンド編成ならではのダイナミックな演奏が会場を包み込みます。

藤巻は公演中に、「春は出会いと別れの季節。今回のアルバムには別れの曲も多く含まれているが、そんな中にも温かい時間のぬくもりや愛おしさを感じながら曲作りを行った」と語っています。アルバムの収録曲から、ノスタルジーに溢れた「Glory Days」や、激しくも哀しみ深いバラード「指先」など、春の移ろいを感じさせる楽曲が次々と披露されました。

続いてアコースティックギターを主体に、自身の心の内を描く「真っ白な街」。シンプルかつアコースティックなアレンジは、季節を感じさせながらも心を落ち着かせるような美しいメロディでした。そして、ライブの前半を締めくくる「粉雪」は、会場一面に降り注ぐような照明と共に、観客に柔らかい感動をもたらしました。この曲は、冬の冷たさではなく、春の温かみを感じさせる粉雪のように、観客の心に優しく響きました。

後半が始まると、「朝焼けの向こう」が登場。力強いロックチューンがバンド全体を活気付け、観客の手が一斉に上がる様子は圧巻でした。「大地の歌」では、命をつなぐメッセージを力強く届け、客席は静まり返り、その迫力に聴き入る姿が印象的でした。さらに、「メテオ」では、藤巻特有の闇の感情に基づいた楽曲が放たれ、観客はその世界観に引き込まれます。

そして最高潮を迎えるのは、アンコールのセクション。「南風」や「以心伝心」で盛り上がり、最後はアルバムのタイトル曲「儚く脆いもの」でフィナーレ。観客と共に手拍子がリズムを刻む中、藤巻の力強いメッセージと共に新たな季節の到来を祝福します。公演後半での「新しい季節」は、出会いと別れが交錯する中での希望を表現し、観客の心をあたたかく包み込みました。

ライブの最後に発表された全国6都市を巡る予定のアコースティックツアーも大きな盛り上がりを見せ、藤巻はさらなる音楽の旅へと踏み出す姿勢を見せました。音楽の力で新しい風を感じさせる藤巻亮太の世界。春の息吹と共に、今後の活躍が楽しみです。改めて、感動のフィナーレに乾杯!

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この秋のアコースティックツアーも楽しみに、再び彼のステージを堪能したいと思う方々に、素晴らしい音楽体験が待っています。


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