デジタルの力で建築現場を変革する
2023年、東急建設株式会社と福井コンピュータアーキテクト株式会社の2社が、建築施工におけるデジタル活用の高度化を目的とした戦略的パートナーシップを結びました。この新しい取り組みは、労働力不足や生産性の向上が求められる建設業界において、実効性のあるデジタルツールの導入と運用を図るものです。
背景と目的
近年、建設業界では労働力不足が深刻化しており、その一方で生産性の向上が強く求められています。特に、施工現場では新たなデジタルツールが必要とされています。しかし、BIM(Building Information Modeling)などのデジタル技術が導入されても、実際の施工現場での運用には至っていないケースが多々あります。このような状況を解決するために、東急建設と福井コンピュータは、「普段使いの施工BIM」を確立するという共通の目標に向かって手を組むこととなりました。
パートナーシップの主要な取り組み内容
双方の企業は、以下の3つの領域を中心に協力していきます。
1.
普段使いの施工BIMの推進
施工計画の検討や数量確認など、実務におけるデジタルツールの活用を促進し、現場での運用を確立していきます。
2.
現場展開・支援と運用の定着の加速
各施工現場への展開と支援を行い、業務の均質化と高度化を図ります。これにより、施工現場でのデジタル活用が普及することを狙っています。
3.
現場起点の共創による継続的改善
現場で発生する課題を解決するため、両社でデジタルツールの活用と運用プロセスを見直し、実務に適応したデジタル活用の進化を目指します。
パートナーシップの意義
この取り組みは、単純にデジタルツールを導入するだけではなく、以下のことを実現するためのものです。
- - 現場起点での明確なデジタルツール活用の実装
- - 施工業務の実効性向上に向けた継続的な策定
- - 施工業務におけるデジタルツール利用の深度化
- - 未来に向けた施工部門全体での活用モデル構築
両社の役割
東急建設は、人材強化のための取り組みを中心に、熟練の技術者と若手技術者とのバランスを保ちながら、建設業界の課題に対して革新的な施策を進めています。一方で、福井コンピュータアーキテクトは、「GLOOBE Construction」を用いて、現場のデジタルツインを実現し、施工プロセスに直結したデジタル環境を提供しています。この二つの企業の協力は、建設業界における生産性向上と競争力強化に大きく寄与することでしょう。
将来への展望
両社は、今回のパートナーシップを通じて、施工現場でのデジタルツール活用をさらに実効性のあるものとし、継続的な改善を図ることで、建設業の生産性を一層引き上げていくことを目指しています。その先にあるのは、明るい未来の建設現場。デジタル技術を駆使し、効率よく作業を進める姿が、ますます現実のものになっていくことでしょう。