健康食品業界に新たな挑戦!
このたび、三生医薬株式会社がマレーシア・ペナン州に新しい営業所を開設しました。この動きは、同社がアジア、インド、中東地域における健康食品市場への本格的な進出を図るための重要な一歩です。新オフィスは、現地市場の調査やパートナーシップの構築を通じて、地域特有のニーズに応える製品やサービスを提供することを目的としています。
AIMリージョンの成長性
グローバルなサプリメント市場は、2024年までに約1,978億ドル、2033年には3,576億ドルに成長すると予測されています。特に、AIMリージョンでは健康意識の高まりと経済成長が相まって、注目の市場エリアと位置づけられています。ここでは、生活習慣病の増加や、都市化に伴う食生活の変化により、予防型ヘルスケアに対する需要が拡大しています。特にマレーシアやタイ、インドネシアでは、栄養補助食品が急速に普及しています。
三生医薬の市場戦略
この新しい営業所は、三生医薬の国内で培った製剤技術やOEM開発力に基づいて、AIMリージョンで特化したサービスへと進化させることを目指しています。特に以下の3つの方針を掲げており、地域密着型のアプローチを強化しています。
1.
市場・顧客調査の地域密着型実施
各国の文化的な背景や消費行動を深く理解し、その中で現地のニーズに応じた製品設計を推進します。
2.
現地パートナーとの連携強化
信頼できる現地企業とのネットワークを構築し、持続可能な供給体制を確立します。
3.
品質保証体制の強化
地域特有の規格への対応を含め、ハラール認証などを行う品質管理体制を整備します。
営業所の役割と期待される業務
新設されたマレーシア営業所には、海外ビジネスに精通した専門スタッフが配属され、現地の市場調査や営業活動、規制対応、パートナーの開拓などを進めていきます。具体的には、消費動向や法制度を理解し、製造拠点の現地化やサプライチェーンの強化を図ります。これにより、AIMリージョン全体での価値を提供する体制が整います。
代表取締役社長 今村朗の思い
三生医薬の代表取締役社長である今村朗氏は、マレーシア営業所の開設を「グローバルヘルスケア・パートナー」としての地位を築くための挑戦と位置づけています。AIMリージョンの多様性を理解し、現地の声に耳を傾けながら、地域に根ざした製品やサービスを現地パートナーと共に創り上げていく姿勢を強調しています。
会社概要と今後の展望
三生医薬株式会社は1993年に設立され、健康食品や医薬品、一般食品の企画・開発・製造を手がけています。今後も日本で培ってきた技術と経験を基に、世界中の人々の健康に寄与することを目指しています。このマレーシア営業所は、その挑戦の第一歩であり、さらなる国際化を進めていくことでしょう。大きな市場の中で機会を捉え、地域に根付いた取り組みを続けていく三生医薬の今後に期待が寄せられます。