小見山峻写真展「roundabout」の魅力
2025年1月28日、東京のニコンプラザで始まる小見山峻の写真展「roundabout」が、大阪でも2025年2月20日から開催されます。この展示は、カメラを通して見える世界の新しい視点を提示し、訪れる人々に深い感銘を与えることでしょう。小見山の作品は、回転する世界をテーマにしたもので、私たちの日常における様々な動きや時間の流れを捉えています。
展示のコンセプト
小見山は、物理的にも概念的にも回転している世界を「酔う」ことなく見つめ直す試みを行っています。彼の言葉「僕たちはしばしば、回転によって運ばれてゆく」は、この展示の核となるテーマであり、普段の生活の中で見過ごされがちな視点を与えてくれます。彼の作品を通じて、訪れた人々は自己を取り巻く環境の新たな解釈を得ることができるでしょう。
小見山峻のプロフィール
小見山峻は、神奈川県横浜市出身の写真家です。彼は「現実の出来事に対する視点を記録する」という理念を持ち、コンピュータによる合成加工に頼らず、独自のグラフィカルな世界を構築しています。彼の作品は、国内外で高く評価されており、数々の展覧会で展示されています。特に、2018年のJWアンダーソン主催の「YOUR PICTURE / OUR FUTURE」では、日本人として唯一ファイナリストに選出された実績があります。
個展とグループ展の概要
小見山のこれまでの主な個展には、「冴えない夜の処方箋」や「風が応える」などがあり、いずれも観衆に強い印象を残しました。近年では、グループ展や国際的な展示にも参加しており、写真の枠を超えた作品を発表しています。また、彼の作品は、その独特の技術や演出により、視覚芸術の新しい可能性を切り開くものとなっています。
展示情報
「roundabout」の展示は、東京では2025年1月28日から2月10日まで、大阪では同年2月20日から3月5日までの期間中に行われます。開館時間は午前10時30分から午後6時30分までで、最終日は15時閉館となります。注意点として、日曜日は休館日です。
THE GALLERYについて
『THE GALLERY』は、ニコンの機材を用いて著名な写真家による作品を展示する場として、2017年に東京と大阪に設立されました。著名なモダンアートの展示や、ニッコールクラブ会員展、写真団体展などが行われており、写真文化の普及と向上に寄与しています。
写真展「roundabout」において、小見山峻が巧みに表現する世界観に触れることができるこの機会をお見逃しなく。彼の作品が持つメッセージや視覚的な美しさを、ぜひ体験してみてください。詳しい情報は小見山の公式ウェブサイトをご覧ください。