積水化学工業株式会社が、国際的な非営利団体であるCDPより、2024年度において気候変動と水セキュリティの分野で最高評価のAスコアを獲得しました。さらに、フォレスト分野でも初めてA-スコアに選定され、環境への取り組みが高く評価されています。
CDPの評価基準に基づいて、企業は自身の環境に関わる情報を開示し、それに対する評価を受けることが求められます。CDPは、世界最大規模の環境データベースを保有しており、企業や投資家が持続可能な経済構築に向けた意思決定を行う際に活用されています。2024年度のCDPに対する世界全体の企業回答数は24,800社を超え、その中に日本のプライム市場上場企業も含まれています。
積水化学は、長期的なビジョンとして「Vision 2030」を掲げており、「Innovation for the Earth」をビジョンステートメントに掲げています。この目標は、持続可能な社会を実現するためのイノベーションを通じて、未来に向けた安心を提供することを目指しています。
特に、気候変動に対しては、2030年までに2019年度比でGHG(温室効果ガス)排出量を50%削減するという目標を持ち、最終的には2050年に自社の事業活動からのGHG排出量をゼロにすることを目指しています。この取り組みは、持続可能な社会の実現に向けた重要なステップとなっています。
また、水に関するリスクについても、積水化学は持続的な操業のための水リスクの最小化や地域の水問題解決に向けた貢献を目指しています。その一環として、地域の水に関する課題にプラスの影響を与えることを目指し、生物多様性の保全にも力を入れています。サステナビリティに寄与する製品や流域の利害関係者との協業により、地域の水問題を解決するための努力を続けています。
未来に向けた積水化学の取り組みは、持続可能な社会の実現に寄与しつつ、企業の成長と社会への貢献を両立させることを目指しています。今後も、全てのステークホルダーから信頼される企業であるために、さらなるイニシアチブを進めていくことが期待されます。
積水化学が取り組む環境への施策の詳細は、
こちらのリンクからご覧いただけます。環境問題への意識が高まり続ける中、積水化学の取り組みが他企業へも良い影響を与えることを願っています。