新冷蔵庫登場
2025-01-09 15:28:37

フクシマガリレイが新たにノンフロン冷媒の血液用冷蔵庫を発表

フクシマガリレイ株式会社の新しい血液用冷蔵庫



フクシマガリレイ株式会社が、医療機関向けに革新的な血液用冷蔵庫のモデルを発表しました。環境への配慮から、ノンフロン冷媒を採用したこの新製品は、2025年3月10日からの発売を予定しています。

ノンフロン冷媒の採用


この冷蔵庫は、冷媒にR1234yfを使用しており、これにより地球温暖化係数(GWP)が従来のR134aよりも大幅に低く抑えられています。具体的には、R134aがGWP1430に対し、R1234yfはわずかGWP1です。この数値の違いは、地球環境への影響を大きく軽減します。また、冷媒がフロン排出抑制法の対象外であるため、点検や記録の保管に関する管理義務もなく、運用が容易になります。

医療機器認証を取得


フクシマガリレイの新製品は、医療機器として製造販売認証番号を取得しており、病院や血液センターなどで血液の保存に適しています。安定した庫内温度を保持することで、医療現場での安全性が確保されています。

スペース効率と機能性


この血液用冷蔵庫は、横幅500mmの省スペース設計で、設置場所を選びません。また、冷蔵庫には標準で測定孔が装備されており、電線やケーブルの挿入に柔軟に対応できるのも特徴です。さらに、サーモレコーダーが内蔵されていて、庫内温度の履歴を自動で記録することが可能です。

安全設計


この冷蔵庫の背面には転倒防止金具、脚部には耐震固定金具が標準装備されており、地震などの揺れによる転倒を防ぎます。安全性への配慮が行き届いている製品と言えるでしょう。

バリエーションと仕様


フクシマガリレイの新冷蔵庫は、奥行きと高さが異なる3つのモデルが用意されています。モデル名は以下の通りです:
  • - FMB-121G(NF): 奥行548mm、高さ1,430mm
  • - FMB-181G(NF): 奥行548mm、高さ1,870mm
  • - FMB-301G(NF): 奥行748mm、高さ1,870mm

それぞれのモデルが医療分野に最適な設計となっており、使用する場面を考慮した選択が可能です。特に、FMB-181G(NF)の標準価格は636,000円(税抜)で、容量179L、消費電力も125Wから133Wと省エネ設計がなされています。

現在の製品情報


この新しい血液用冷蔵庫の登場により、フクシマガリレイは年間500台の販売を目指しています。病院や血液センター、さらには研究機関など、幅広い施設での利用が期待されている製品です。製品の詳細情報は公式ウェブサイトにてご確認いただけます。

会社概要


フクシマガリレイ株式会社は、大阪府大阪市に本社を置く1951年設立の企業で、業務用冷凍冷蔵庫の製造・販売を行っています。環境に配慮した製品作りを推進し、持続可能な未来を目指しています。今後の展開にも注目です。


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