不登校問題を考える企業向けセミナー
大阪府に拠点を置く特定非営利活動法人 志塾フリースクールラシーナが、企業向けに「職場の不理解が不登校離職を招く前に」というタイトルのセミナーを開催します。近年、全国の不登校児童生徒数が連続して増加しており、その影響は家庭だけでなく、企業にも波及しています。本セミナーは、企業経営者や管理職の皆様に向けて、不登校の現状について正しく理解し、企業としてどのようにサポートできるかを考える機会を提供します。
セミナーの目的と背景
不登校の子どもを持つ従業員は、仕事と子育ての両立に苦しみ、精神的な負担が大きくりなります。この問題を企業が理解し、適切な対応を取ることで、従業員の離職リスクを減少させ、より良い職場環境を整えることが可能です。このセミナーを通じて、企業の皆様が不登校という社会的な課題に対する理解を深め、職場での対応力を向上させることを目指します。
セミナー概要
- - タイトル:企業向け不登校セミナー「職場の不理解が不登校離職を招く前に」
- - 日時:2025年3月17日(月)14:00〜15:00
- - 形式:オンライン(Zoomによる開催)
- - 参加申し込み:事前申し込みが必要(詳細リンク)
- - 申込締切:2025年3月16日(日)20:00
- - アーカイブ配信:申込者には、後日アーカイブを公開予定。
対象となる方
このセミナーは、次のような方々におすすめです。
- - 企業の経営者、役員、管理職
- - 人事部門や総務部門の担当者
- - 従業員のメンタルヘルスや働き方改革に興味のある方
不登校の現状
文部科学省の調査によると、2024年度の全国の不登校児童生徒数は346,482人に達し、11年連続で増加を続けています。この増加は、家庭に多くの負担をかけており、特に低学年の子どもが不登校になると、親が在宅で子どもを見守る必要が生まれます。この結果、働き方に大きな制限がかかり、経済的な負担も増えます。
たとえば、フリースクールに通わせるための月平均費用は約3万3,000円、さらに入会金が約5万3,000円とも言われています。これにより、家庭の支出が増え、収入の減少も招くケースが多いのです。調査によれば、不登校家庭の約3割が収入を減少させ、保護者の5人に1人が離職または休職を選んでいるとされています。
企業としてのサポート
このような状況において、企業は従業員の不登校のお子さんに対してどのようなサポートをすべきでしょうか。不登校の影響を受ける家庭を支えるためには、従業員のメンタルヘルスを保ち、離職リスクを軽減するための施策が必要です。
考えられる対策としては、フレックスタイム制度の導入や、在宅勤務の推進、さらにはメンタルヘルスに配慮した制度の策定と実施などが考えられます。
講師の紹介
このセミナーの講師は、特定非営利活動法人 志塾フリースクールラシーナの理事長、田重田勝一郎氏です。氏は2016年からフリースクール事業を運営しており、これまで300名以上の生徒を支えてきました。オンライン学習塾や通信制高校、地域の居場所「泉北BASE」など、多方面で「学び」の場を広げています。
結論
不登校問題は、今や企業にとって無視できない大きな課題です。本セミナーに参加することで、不登校を取り巻く社会感情を理解し、従業員のための具体的な支援策を模索する一歩を踏み出しましょう。関心のある方は、ぜひご参加をご検討ください。
本件に関するお問い合わせは、志塾フリースクールラシーナにて受け付けています。電話092-289-8716またはメール
[email protected]までお気軽にお問い合わせください。