岡山大学発のベンチャー企業ABABAが資金調達で事業拡大
2025年3月7日、岡山大学発のスタートアップ企業、株式会社ABABAが累計18.2億円の資金調達に成功しました。最近のシリーズBラウンドでは、12.5億円を調達し、さらに新卒採用支援サービスを強化しようとしています。この新たな資金により、ABABAは新しいサービスの開発を加速し、より多くの学生にチャンスを提供することを目指しています。
ABABAのダイレクトリクルーティングプラットフォーム
ABABAは、新卒採用支援のために特化したプラットフォーム「ABABA」を運営しています。このサービスでは、最終面接まで進んだ学生が登録でき、自分のプロフィールを企業に直接アピールすることが可能です。この仕組みは、企業にとって採用効率を高め、学生にとってはより多くの内定獲得のチャンスを提供する革命的なものです。従来の採用プロセスとは異なるアプローチにより、学生と企業の新しいマッチングが実現しています。
新サービス「REALME」の登場
さらに、ABABAは2024年11月に新たな就活支援サービス「REALME」をリリースしました。「REALME」は、約7万人の就活生のデータを基にAIが模擬面接を行い、受験者は自分自身の能力を数値化した上で過去の成功者と比較することができるという、非常に便利なサービスです。正式リリースから3カ月で既に3万人が登録し、多くの学生に支持されています。これにより、学生一人一人が自分に合ったキャリアを見つける手助けをすることができます。
代表取締役久保俊貴さんの思い
ABABAの代表取締役で大学院生の久保俊貴さんは、「今回の資金調達により、既存事業の成長を促すほか、新たなサービスの研究開発を加速させるつもりです。特に2026年春に卒業予定の学生向けのサービスを増やし、キャリア選択の幅を広げられるよう努めます」とコメントしています。彼のビジョンは、ただ単に企業と学生のマッチングを効率化するだけでなく、就職活動自体を革新することです。
これからの展望
今後、ABABAはさらなるサービスの拡充を図り、特に新卒学生に対する支援を強化していく予定です。また、地域の大学としても、岡山大学と連携し、持続可能なキャリア形成を支える企業としての道を模索していくでしょう。
このように、株式会社ABABAは新しい雇用の枠組みを提供し、地域研究大学の岡山大学から生まれた革新的な企業として、多くの期待を集めています。次世代の就職活動を変える存在として、今後の活躍に注目が集まります。