90歳以上のミュージシャンが語る戦後ジャズの誕生と影響

90歳以上のミュージシャンが紐解く戦後のジャズ史

2025年12月28日（日）の深夜26時から27時にかけて、TOKYO FMで特別番組『自由、平等、そしてスイング～戦後のジャズと日本』が放送されます。この番組では、戦後のジャズ文化に大きく影響を与えたミュージシャンたちの証言をもとに、日本におけるジャズの歴史が詳しく語られます。

現役ミュージシャンたちの証言

この特別番組に出演するのは、戦後のジャズ界で活躍してきた90歳以上のレジェンドたち。サックス奏者の渡辺貞夫、ピアニストの穐吉敏子、クラリネット奏者の北村英治、そして元ポリドールのレコードディレクターである岡村融らが、その豊かな経験を語ります。彼らは、終戦直後のジャズ文化の形成に深く関与しており、目の前の影響を直接感じてきた生き証人と言えるでしょう。

戦後に花開いたジャズ文化

日本のジャズ文化は、戦後の進駐軍クラブやダンスホールを通じて急速に成長しました。特に、進駐軍のラジオ放送によって多くの人々がジャズに触れる機会が増え、その結果として日本独自のジャズが形成されていきました。戦中には「敵性音楽」として禁じられていたジャズですが、終戦を迎えた瞬間からその流れは一変します。各々が経験した終戦は、音楽業界にも多大な影響を与えました。

番組の魅力

この特別番組では、当時の状況を反映した貴重な証言が次々と披露されます。彼らがもし自らのジャズとの出会いや、当時の音楽シーンについて生々しく語ることにより、我々は戦後の歴史をより身近に感じることができるでしょう。打楽器や楽器の音色、そしてその背景にある人々の歩みを聴くことで、ジャズという音楽の持つ力を再発見できる貴重な機会です。

パーソナリティとインタビュー

今回の番組のパーソナリティには土岐麻子が、そしてインタビュアーには音楽ジャーナリストの小川隆夫が務めます。彼らの成熟した視点から、ミュージシャンたちとの対話は一層深みを増し、印象深いものとなること間違いなしです。

この特別番組を通じて、リスナーは戦後のジャズがもたらした文化的意義を知り、さらには日本の音楽史における重要な一幕を知り得ることになるでしょう。皆さんも26時からの放送をお見逃しなく！