新作舞台の魅力
2025-07-25 14:48:26

高畑裕太の新作舞台が描く介護の真実とは?『墓場までのかえりみち、ゆりかごからブランコへ』

新作公演「墓場までのかえりみち、ゆりかごからブランコへ」開幕!



高畑裕太が主宰する劇団ハイワイヤの新作公演が、7月24日に初日に幕を開けました。この作品は、家族介護という深刻なテーマを扱い、主人公と周囲の人々の「死生観」を描いた群像劇です。高畑自身が介護従事者としての経験を活かし、執筆・演出を手掛けた完全オリジナル作品です。

舞台の概要とテーマ



「墓場までのかえりみち、ゆりかごからブランコへ」というタイトルは、人の一生の旅路を暗示しています。主人公タナカは、母親の認知症発症という現実に直面し、家族としての介護の難しさと向き合うことになります。この物語は、介護がもたらす心の変化と希望を描いており、観客が自己の生き方を振り返る契機となることを目指しています。

初日には舞台写真とキャストのコメントも届きました。主宰の高畑裕太は、「尊敬する先輩からの言葉が重くのしかかりつつも、心から誇れる作品になった」とコメント。介護についてのリアルな視点と深い感情が込められた作品に仕上がっています。

舞台のキャストと役柄



タナカ役を演じる薄平広樹は、「母の介護を通じて彼がどれほど多くのものを手放し、成長するのかが見どころ」と語ります。大竹このみが演じるトシエは、認知症の母親という重要な役割を担っています。彼女自身、デイサービスでの体験を通して母親の老いについて深く考える機会を得たそうです。

松尾望が演じる幻も、「生の舞台ならではの感動をお客様と共有したい」と意気込みを語りました。これらのキャストたちの思いが、作品にさらなる深みを与えています。

観劇の詳細とチケット情報



この公演は7月30日まで続き、満席で初日を迎えました。全ステージの当日券は、開演45分前から受付で販売されます。チケットは前売りが4000円、当日4500円、そして22歳以下は2500円というリーズナブルな価格で提供されています。

あらすじ



タナカの物語は、都内企業で働く一人の男性の苦闘から始まります。母親が認知症を発症し、故郷に残されたタナカは帰路につくが、母の変化に直面することができずにいます。東京に戻ってからの彼は、仕事や人間関係に疲れ果て、次第に精神的に追い込まれていきます。そして、ある事故をきっかけに、母親との生活に戻る決断をします。

このように、介護というテーマを通じて人間の苦悩とそれでも見出す「希望」が描かれます。この作品を通して、観客は普遍的な感情に触れ、自らの人生にも思いを馳せることでしょう。

劇団ハイワイヤについて



2021年に高畑裕太が中心となり設立された劇団ハイワイヤ。主に個人の体験を基にした作品を通じて、社会の断面を描いています。その独特の作風は、観客に深い没入感を与えることで知られています。これからも、新しい表現を追求し続ける彼らの今後に目が離せません。

ぜひ、この感動の舞台を劇場で直接体感してください。あなたの心に響く瞬間が待っています!


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

関連リンク

サードペディア百科事典: 介護 ハイワイヤ 高畑裕太

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。