2025大阪・関西万博で「パワーオブスピーチ」が初開催！難聴児支援の新たな一歩

「パワーオブスピーチ」2025大阪・関西万博で開催

2025年6月29日、大阪にて開催される大阪・関西万博で、日本では初めてとなる「パワーオブスピーチ：きこえる世界、わたしの選択肢」が実施され、医療や教育分野の専門家、難聴児を持つ家族が集結しました。この記念すべきイベントは、オーストラリアの難聴児支援チャリティー団体「シェパードセンター」によって主催され、彼らの聴覚リハビリテーションプログラムが効果的に紹介されました。

参加者は、難聴児の実体験を基にしたスピーチを通じて、その現状や支援の重要性を語り合い、医療の専門家たちの意見も交えながら、未来の可能性を模索しました。特に、早期介入と家族の支援が難聴児に与える影響についての議論が多く、参加者たちはその意義を真剣に捉えていました。

シェパードセンターの取り組み

シェパードセンターは、早期介入プログラムを通じて、難聴児とその家族に対して様々なサポートを行っています。同センターのプログラムを受けたダニー・アッカリさんは、息子オリバーと共に参加し、「私たち家族は音声言語を選びました。そして、この選択がオリバーの未来にどう影響するかは、早期介入の支援がなければ実現できなかったと実感しています」と述べています。

このイベントを通じて、シェパードセンターは日本国内でのパートナーシップ強化や難聴児支援活動の認知度向上を目指しています。特に、静岡県を含む各地での連携を進めることで、より多くの難聴児が自らの選択肢を広げ、自分の能力を最大限に生かせる環境の整備を目指しています。

未来への希望と支援

シェパードセンターのCEO、アリーシャ・デイビス博士は「すべての難聴児とそのご家族が、自分に合った選択肢を自由に選べるように、私たちは支援・サービスを提供していきます」と強調し、すべての子どもたちが自らの人生を輝かせるための力強いメッセージを発信しています。

このように、大阪・関西万博での「パワーオブスピーチ」は、難聴児を持つ家族が自らの声を持ち、未来を見据えた選択を行える重要な機会となりました。今後の展開にも大いに期待が寄せられています。