箔一と万博の金箔
2025-04-07 18:52:22

2025年大阪・関西万博のシグネチャーパビリオンに金箔の美を添える箔一の挑戦

大阪・関西万博の金箔装飾



2025年に開催予定の大阪・関西万博。その中でも特に注目を集めるのが、シグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険」です。このパビリオンは、アニメーション監督の河森正治氏がプロデュースし、来場者にVRや大型映像を用いた没入型体験を提供します。特に目を惹くのが、箔一による金箔装飾です。

箔一と金箔の美



株式会社箔一は、石川県金沢市に本社を構える伝統的な金箔製造会社です。今回の万博では、箔一が協賛として参加し、シンボルオブジェ「いのち球」を金箔で飾ります。このオブジェは、ミナミ金属がリサイクル金属を用いて形作ったもので、環境を意識した持続可能な取り組みの一環です。

当社は、このリサイクル金属を利用して金箔を製造し、装飾を担当しました。金箔は日本の伝統的な工芸技術であり、その使用には素材を無駄にせず活かす価値観が反映されています。箔一の職人たちは、3.5メートルの巨大な「いのち球」に繊細な金箔を施すという高度な技術を駆使しています。

環境とクラフトマンシップの融合



「いのちめぐる冒険」のテーマは「いのちは合体・変形だ!」というもので、来場者は宇宙や細胞の内部を探索するような体験が待っています。作品の背景には、環境への配慮とクラフトマンシップが求められ、河森監督が実際に箔一の工場を訪れて金箔製造の過程を見学したことが契機となり、この美しい装飾が実現しました。

オブジェへの金箔装飾は、シャンパンゴールドのオリジナル金箔が使われました。この色合いは河森プロデューサーが指定したもので、職人たちの高い技術が活かされています。施工の際には高所作業や繊細な工程を要し、多くの経験豊かな職人たちが協力して完成させました。

河森プロデューサーの評価



今回のプロジェクトでは、河森プロデューサーが完成版を前に訪れ、オブジェの装飾工程を実際に体験しました。「実際に金箔を貼ってみて予想以上に難しかった」と彼は認識し、箔一の職人技術を高く評価しています。このように、金箔の美しさが万博の象徴として際立つことが期待されています。

未来の可能性



「いのち球」は大阪・関西万博終了後もリユースされる予定です。さまざまな用途が検討されており、万博のシンボルが人々の記憶に残る象徴的な存在になることが期待されています。

終わりに



2025年の日本国際博覧会は、大阪の夢洲で4月13日から10月13日まで開催されます。この革新的なシグネチャーパビリオンを通じて、箔一の職人技と環境意識が融合した芸術作品が来場者を魅了することでしょう。金箔を通して、日本の伝統と未来を感じる機会となることを願っています。


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