岡山大学の防災ワークショップ
2025-02-16 14:22:26

岡山大学が地域防災ワークショップ「逃げ地図」を開催—共創で未来の防災力を強化

岡山大学が取り組む地域防災力向上



2025年2月5日、国立大学法人岡山大学の津島キャンパスにて、地域防災ワークショップが行われました。これは、地域との協働型防災訓練として「逃げ地図」を作成するワークショップであり、参加者は地域住民や大学の学生、および教職員の約20名に及びました。防災における意識の向上と、地域の災害時の強靭性を高めることを目的に実施された本イベントの背後には、SDGs(持続可能な開発目標)を意識した大学経営の方針があります。

「逃げ地図」の重要性



「逃げ地図」とは、避難すべき場所までの時間を色分けして示した地図のことです。これにより、避難経路や安全な避難場所が視覚的に理解されるようになります。今回のワークショップでは、地域の特性を踏まえた避難経路の策定が期待されています。

経験豊かな講師との協力



ワークショップでは、明石工業高等専門学校の本塚智貴准教授が講師として参加し、参加者に「逃げ地図」についての詳細な説明を行いました。参加者は5つのグループに分かれ、それぞれ白地図に色を塗りながら作業を進めました。地域に根ざした住民の意見が積極的に共有され、普段は気づかない災害時のリスクが浮き彫りになりました。

地域住民との交流



地域の住民は、「この道は普段通れるが、大雨のときは危険」「ここは坂が急なので高齢者には厳しい」といった具体的な意見を提供し、地域特有の知識が地図に反映されました。参加した学生たちも、防災の重要性を実感しつつ、それぞれのグループ内で活発な議論を交わしました。触れ合いの中で、地域住民と学生との絆が生まれ、防災についての認識が深まる有意義な時間となりました。

完成した「逃げ地図」



最後にはグループごとに完成した「逃げ地図」が発表され、参加者全員でその成果を共有しました。参加者からは「実際に地図を作成することで、避難経路について深く考えることができた」といった内容や、「地域の人と話すことで、普段気づかなかった防災の視点を得られた」との声が寄せられ、地域と大学がともに防災について考える貴重な機会として、高く評価されています。

今後の展望



岡山大学は今後も地域との連携を強化し、さまざまなステークホルダーと協力しながら、防災力を高める取り組みを進めていく所存です。地域社会の持続可能性を高めるために、岡山大学のさらなる活動に期待が寄せられています。


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