妙心寺展開催
2025-10-14 15:07:10

妙心寺開山650年を祝う特別展が大阪で開催!

特別展「妙心寺禅の継承」開催のお知らせ



2026年の春、特別なイベントが大阪で開催されます。臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺の開山、興祖微妙大師の650年遠諱を記念した特別展「妙心寺禅の継承」が、大阪市立美術館で行われます。今日の私たちが享受する禅の精神が、この特別展を通じてどのように受け継がれてきたのかを、一緒に探ってみましょう。

妙心寺の魅力



京都の西郊、自然豊かな花園に広がる妙心寺。その壮大な敷地には約40の塔頭寺院が連なり、大きな山門や仏殿、法堂が存在感を放っています。この地域はかつて花園法皇が住んでいた場所で、歴史も深まります。1342年に関山慧玄無相大師が開山し、以降、歴史の波に翻弄されながらも多くの人々に支えられて今日に至っています。

妙心寺は、狩野派や長谷川派、海北派の桃山絵画の宝庫とも評価されています。特に、戦国時代の武将達の寄進によって栄え、その絵画は日本美術の花形でもあります。これらの美術品は、禅の教えと密接に結びついており、禅宗美術の真髄を体感できる場所となっています。

特別展の内容



本展は、授翁宗弼(じゅおうそうひつ)、つまり微妙大師の650年遠諱を祝う特別な機会です。授翁は、妙心寺の第二世として、その礎を築く高僧であり、その後代に伝えられた禅の教えは、現代にも生き続けています。

本展では、妙心寺の歴史や、禅宗美術、さらには桃山絵画の数々を通じて、関山から授翁、そして現代へと続く禅の系譜を辿ります。さらに、地元大阪の妙心寺派寺院での最近の寺宝調査結果も紹介する予定です。このような新しい情報が展示されることで、来場者はより深く妙心寺の魅力に触れることができるでしょう。

参加の詳細



特別展は、2026年2月7日から4月5日までの約50日間にわたって開催されます。月曜日は休館ですが、特別に2月23日(木)は開館し、翌日24日(金)が休館となります。

会場は、大阪市立美術館。市の中心でアクセスも良好なこの美術館は、今回の特別展にふさわしい場所です。主催は、大阪市立美術館、臨済宗妙心寺派大本山妙心寺、日本経済新聞社、テレビ大阪などが協力して行います。さらに、公益財団法人大阪観光局の後援も受けています。

この特別展を通じて、長い間継承されてきた妙心寺の禅の神髄を体感し、その深い精神に触れてみてはいかがでしょうか。心豊かな時間が待っていることでしょう。


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