オアシスの影響を考える新著『オアシスの階級闘争』
2025年10月7日、株式会社ディスクユニオンから待望の書籍『オアシスの階級闘争《Definitely Maybe》で読み解く、音楽とポピュリズム』が発刊されます。これは、現在再結成し世界中で大盛り上がりを見せるオアシスを取り巻く音楽的背景や社会的影響について深く掘り下げた内容となっています。
オアシスとその音楽的背景
1994年にデビューしたオアシスは、瞬く間に音楽シーンの中心となり、全世代に共鳴する楽曲を次々と生み出しました。本書では、彼らのデビュー当初からの社会背景、音楽的影響を詳細に分析し、オアシスが後のポピュラー音楽に与えた影響を明らかにします。著者アレックス・ニヴンは、彼らの楽曲が多くの人々に支持された理由を、特に「階級闘争」という視点から探求し、オアシスの音楽が当時の社会情勢とどのように関連しているのかを解説しています。
書籍の内容と著者について
アレックス・ニヴンは、文芸批評家として知られ、左派思想の更新を実践することで注目を集めている論客です。彼自身もマンチェスター出身のロックバンド「エヴリシング・エヴリシング」のメンバーであり、音楽に対する深い理解を持っています。また、著者へのインタビューも可能であり、貴殿が本書を通じて直接その意見を聞くこともできます。
訳者は中村明美氏で、ニューヨークを拠点に活動する映画や音楽のライターとして定評があります。彼女の翻訳によって、原著のエッセンスが日本語で再現されているため、オアシスに興味がある方は必見です。
再結成の影響
オアシスの16年ぶりの再結成は、ファンや音楽業界に大きな衝撃を与えました。彼らの来日公演は2025年10月25・26日に予定されており、チケットは即日完売となり、社会現象とも言える現象を引き起こしています。それだけ人々がオアシスの音楽に強く魅かれていることを物語っています。
新刊の基本情報
本書の詳細は、ディスクユニオンの公式サイトにて掲載されています。型はB6版、224ページ、価格は税抜きで2,500円。ISBNは978-4-86647-241-6です。音楽とポピュリズムの関係を再考する良い機会となるこの書籍は、オアシスファンのみならず音楽を愛するすべての人にとって興味深い一冊となるでしょう。
ぜひ、10月7日の発売を楽しみに待ちたいですね。