スマホ活用で高齢者の暮らしを支援
2025年10月1日より、豊中市で高齢者向け情報サービスの実証実験が始まります。この新しい試みは、65歳以上の市内在住者、その家族や支援者を対象に、デジタル技術を活用して、生活をより便利にしようというものです。実証実験では、「とよなかアプリ」と、市の公式LINEサービスの機能拡充を行い、それぞれの使い勝手を比較することが目的です。
高齢者ゆえの情報取得の困難
近年、社会全体でデジタル化が進む中、高齢者は情報を得る手段において不利な状況に置かれています。インターネットを活用できる一方で、新しい技術やサービスに抵抗感を持っていることが多く、これが生活の質を下げる要因になっています。
そのため、豊中市では、高齢者がより簡単に必要な情報を取得できるよう、「とよなかアプリ」の開発と、市公式LINEの拡充に取り組んでいます。これにより、地域のイベント情報や、介護予防体操の視聴、さらには救急電話相談機能が利用できるようになります。
実証実験の詳細
実証実験は、2025年10月1日から11月30日までの約2ヶ月間にわたり実施されます。具体的な流れとしては、10月1日から新しいアプリとLINEのサービスを一般公開し、11月1日からは利用者を対象にアンケートが実施される予定です。このアンケート結果をもとに、翌年度以降の本格導入について検討が行われます。
この取り組みは、地域の課題に対して新しい技術を通じて解決を図る「Urban Innovation TOYONAKA」として、民間事業者であるCiPPo株式会社と共に進められます。
CIppo株式会社の役割
CiPPo株式会社は、兵庫県神戸市に本社を構える企業で、高齢者向けサービスの開発に注力しています。今回のプロジェクトを通じて、高齢者がスマートフォンを使いこなし、住み慣れた地域での生活をより豊かにするための一助となることが期待されています。
参加者の皆様へのお願い
豊中市では、この実証実験に参加する高齢者とそのご家族、支援者を募集中です。デジタル技術の活用がもたらす利便性を実感できる貴重な機会ですので、是非参加をご検討ください。
さらに詳しい情報は、豊中市の公式ウェブサイトをご覧ください。皆様の参加が、高齢者支援の新しい形を創造する一歩となるでしょう。
市のホームページはこちら
これからも、高齢者の暮らしを支える様々な取り組みが進むことを期待しています。