春日市が新たなシティプロモーションサイトを発表
福岡県春日市が2026年3月に、新しいシティプロモーションサイト「わが街ポータルかすが(仮称)」をオープンすることを発表しました。このプロジェクトは、株式会社サイネックスとの協働によって実現され、地域の魅力をさらに引き出し、発信する役割を担います。
構想の背景と目的
少子高齢化により、多くの地方自治体が人口減少に悩まされています。春日市は市民と行政が協力して、市の魅力を高める「協働のまちづくり」をテーマに掲げており、地域に根ざした情報の発信が重要だと考えています。
新サイトは、市民や事業者が「イベント情報」や「おすすめ情報」、「求人情報」を投稿できるプラットフォームになる予定です。また、X(旧Twitter)との連携により、地域に関する話題が自動的に集約・表示され、行政情報だけでなく、地域全体の活気を伝える場となります。
誰もが参加できる情報発信の場
この施策は、全ての市民が自分の体験や意見をシェアできる場を提供することを目的としており、地域の活性化が期待されています。市街地の魅力や地域経済の振興に寄与し、「住み続けたい街」を目指します。
また、本サイトの運営費用は広告収入で賄われるため、春日市は市の予算を圧迫することなく、持続可能な情報発信が可能とされています。
協定調印式の実施
2025年7月24日に、春日市市長の井上澄和氏と株式会社サイネックスの取締役執行役員、久保博信氏が協定調印式を行いました。両者は、このサイトが地域活性化に向けた大きな一歩になるとの期待を寄せています。
市長の思い
井上市長は、「地域のつながりを大切にし、住民が集う場所を提供することで、住みやすい街を実現していく」と語りました。また、地域情報を効果的に発信することで、春日市に対する愛着を深め、行政への参加意識を高めることに繋がると考えています。
地域の声を反映した魅力発信
このサイトが開設されることによって、福岡・春日市の魅力や取り組みを市外に向けて発信し、他地域からの関心を集めることが期待されます。
また、行政だけでなく、市民からも情報を集めることで、地域の多様性や独自性を反映させたコンテンツが生まれるでしょう。
サイネックスの役割と展望
サイネックス社は、これまで多くの自治体と連携してきた実績を持っています。
「みんなで春をつくろう」というブランドイメージの下、地域の魅力を多面的に発信することが評価されています。同社は、地域団体や企業からの情報を募るとともに、広告出稿企業への案内を11月から行う予定です。
このシティプロモーションサイトは、地域の事業者や住民、さらには春日市を訪れる方々にとって、便利で価値ある情報のプラットフォームとして機能します。
まとめ
春日市の「わが街ポータルかすが」が持つ可能性は、地域活性化のカギを握る存在となるでしょう。市民の日常に寄り添った情報発信を通じて、人々のつながりが深まり、愛着ある街づくりが進むことを楽しみにしています。