ノイトリックが迎える50周年:オーディオの革新と未来への道筋
1975年に設立されたノイトリックグループは、今年の2025年に50周年を迎えます。この企業は、プロフェッショナルオーディオやビデオ、LED、ライティング、電源、データ接続などの分野で世界的に知られています。創始者のベルンハルト・ワインガルトナーがリヒテンシュタインの農家からスタートしたこのブランドは、革新と品質へのこだわりを持ち続けることで、業界のリーダーへと成長を遂げてきました。
コネクティビティへの情熱
ノイトリックのモットーである「Connectivity is Our Passion(コネクティビティこそ私たちの情熱)」は、同社の技術革新への取り組みを体現しています。これまでの50年の間に、ノイトリックはインターコネクト技術の先端に立ち続け、業界基準を一新するような数々の製品を発表してきました。
象徴的なXLRコネクターやspeakON、さらには革新的なpowerCON電源シリーズ、opticalCON光ファイバーコネクターやetherCONデータソリューション等、これらすべての製品が、プロフェッショナルたちから高い信頼を得ています。ノイトリック製品は、何百万ものライブパフォーマンスや録音セッション、さらには放送イベントを支える重要な要素となってきました。
革新の歴史
ノイトリックは、オーディオおよびビデオ接続技術の分野において多くの革新的な製品を提供してきました。以下は、その主な製品の歴史です:
- - 1980年 - XLR Dシリーズを開発し、オス・メスの統一された取付寸法を確立。これにより、XLRコネクターはグローバルスタンダードとなりました。
- - 1987年 - speakONを導入し、スピーカーとアンプ用の安全基準を強化しました。これにより、業界全体の信頼性が向上しました。
- - 1992年 - XLRと1/4インチジャックを一体化したコンボコネクターが登場し、音響業界のスタンダードとなりました。
- - 2001年 - etherCON RJ45コネクターを強化し、ステージや産業向けのプロフェッショナルソリューションを提供することに成功。
- - 2012年 - powerCON TRUE1は、高負荷接続が可能で、防塵・防水性能を持つ新世代コネクターとして発表されました。
- - 2015年 - 10億個のコネクター販売を達成。1983年に初めて100万個を超えて以来、確固たるリーダーシップを証明しました。新たな高層倉庫も稼働し、増加する需要に対応。
- - 2019年 - opticalCON DRAGONFLYが発表され、高度なレンズ技術を搭載した光ファイバーコネクターとして、放送・AV市場での新たなスタンダードとなりました。
未来への展望
現在、ノイトリックの従業員数は約1,000名にのぼり、オーディオ、ビデオ、LED、ライティング、電源、データ接続の各分野でさらなる技術革新が進められています。販売網は世界80カ国以上に広がり、各国市場の特性に応じた製品とサポートが提供されています。
今後もプロフェッショナルユーザーのニーズに応えるため、ノイトリックは新たな技術の開発と高品質な製品の提供を続けてまいります。
50周年を迎えたノイトリックは、これまでの歴史を基盤にさらなる成長と革新を追求していきます。私たちの目指す未来には、これまでとは違った新しい挑戦が待っています。ノイトリックの次の50年にも、ぜひご期待ください。