オアシスの歴史を紐解く『オアシスザ・マスタープラン』
英国を代表するロックバンド、オアシスが誕生した瞬間を記録した貴重な写真集『オアシスザ・マスタープラン』が、2025年6月にジーンブックスから刊行されます。この作品は、巨匠ケヴィン・カミンズの象徴的な写真と、ノエル・ギャラガーのコメントによって構成されており、音楽ファンにはたまらない一冊となることでしょう。
オアシスの鳴り響く足音
記録されたのは、オアシスが1993年にクリエイション・レコーズと契約し、デビューアルバム『Definitely Maybe』を制作するまでの激動の12カ月。ケヴィン・カミンズによって捉えられた数々の瞬間は、当時のオアシスの若々しさや革命的なエネルギーを伝えるものとなっています。特に、初めて公開される未発表ショットが多数あるため、この本はコレクター必携のアイテムになることは間違いありません。
カミンズは、ジョイ・ディヴィジョンやデヴィッド・ボウイなど多数のアーティストの撮影を手がけてきた経験を持ち、その技術と視点でオアシスの真髄を切り取っています。彼のカメラを通して、バンドはただの音楽グループではなく、文化に影響を与える存在へと進化していった背景を感じることができます。
ノエル・ギャラガーの思い
本書にはノエル・ギャラガーのコメントも寄せられ、彼自身が当時の思い出やフットボール、ファッション、音楽にまつわるエピソードを語っています。これにより、読者はただの写真集を超えた、心に響く物語と出会うことができます。また、文化評論家であるゲイル・クロウザーによるオアシスの社会的影響力についての考察も収められており、バンドの存在が持つ深い意味を探る手助けとなるでしょう。
アイデンティティの確立
オアシスの物語は、音楽的な要素だけでなく、彼らのアイデンティティを形成する多くの要素の結晶です。新たな音楽スタイルや個性的なファッション、チームワークといったさまざまな要因が組み合わさり、彼らは「オアシス」としての存在を強固なものにしていきました。この写真集は、その過程をあますところなく映し出しているのです。
素晴らしい瞬間が多く詰まった本書は、オアシスのファンだけでなく、すべての音楽好きにとって必読の資料です。彼らの誕生から成功への道を追体験できるこの記録は、曲がりくねった歴史を探る貴重な作品となるでしょう。
書誌情報
- - 書名: オアシスザ・マスタープラン
- - 著者: ケヴィン・カミンズ
- - 訳者: 鈴木あかね
- - 仕様: A4判変形(263 × 194mm)/ハードカバー/256ページ
- - 価格: ¥5,280円(本体 ¥4,800円)
- - ISBN: 978-4-910218-40-3
- - 発売日: 2025年6月
- - 発行元: ジーンブックス/株式会社ジーン
音楽を愛するすべての人々のために、歴史の瞬間を捉えた素晴らしい写真集が誕生します。オアシスの魅力を再発見できるこの本を、どうぞお楽しみに。