レコチョク、法人向け原盤利用スキーム「レコチョク play」を開始 - 新たな音楽体験をカラオケで提供

レコチョクが新事業「レコチョク play」を開始

株式会社レコチョクが、法人向けに新たな原盤利用許諾スキーム「レコチョク play」を展開することを発表しました。この取り組みにより、カラオケユーザーには新しい音楽体験が提供されることになります。まず、同スキームが初めて導入されるのは、カラオケチェーンの「カラオケまねきねこ」。2025年6月30日から、同社のエンタメプラットフォーム「E-bo」に実装される予定です。

「レコチョク play」の背景

レコチョクは2001年に設立され、その時代背景としては「着メロ」が全盛期を迎えていました。しかし、当時のMIDI音源は著作権者への分配が行われておらず、問題が多くありました。そのため、レコチョクはCD音源を活用する「着うた」サービスを開始し、音楽配信市場の発展に寄与してきました。

「レコチョク play」も、この流れを受け継ぎ、カラオケでの原盤利用を進めることで、権利者への適正なロイヤリティ分配を目指します。これにより、カラオケ発の新しい音楽体験が実現するのです。

新機能「かけあいモード」とは

「レコチョク play」によって導入される「E-bo」では、音楽ファンにとって驚きの機能が追加されます。それが「かけあいモード」という機能です。これは、原盤のボーカル音量をマイクの入力音量に応じて自動で調整し、まるでアーティストとデュエットしているかのような感覚で楽しむことができる新しいカラオケ体験を提供します。

さらに「カラオケまねきねこアプリ」と連携しているため、利用客はその場で楽曲をダウンロード購入することが可能です。この新機能は、カラオケ利用者の体験を一層豊かにすることでしょう。

音楽市場への影響

この「レコチョク play」がもたらすのは単なるカラオケの進化だけではありません。カラオケ利用者が増加し、それによってカラオケ市場が拡大することで、音楽配信市場全体にもプラスの影響を与えることが期待されています。音楽ファンにとっては、多彩な楽曲を高音質で楽しむ機会が増えるのは嬉しいことです。

レコチョクは、今後もカラオケ事業者と連携し、「レコチョク play」の導入を進めていく意向を示しています。このような取り組みを通じて「音楽市場の最大活性化」を実現し、音楽文化の発展を支援していくでしょう。