大阪万博の体験
2025-04-03 14:32:37

大阪万博のシグネチャーパビリオン「Better Co-Being」訪問記

大阪万博のシグネチャーパビリオン「Better Co-Being」訪問記



2025年4月に大阪で開催される日本国際博覧会、通称大阪万博。その中心に位置するシグネチャーパビリオン「Better Co-Being」が、最近行われた合同内覧会でその全貌を公開しました。プロデューサーの宮田裕章氏が手掛けるこのパビリオンは、「共鳴」と「いのちを響き合わせる」をテーマにした、斬新で魅力的なアート体験を提供します。

シグネチャーパビリオンのデザイン


「Better Co-Being」は、建築デザインの名手SANAAが設計した特徴的な構造を持っています。屋根や壁のないパビリオンは、静けさの森の一部として自然と調和しながら佇み、訪れる人々に「共鳴」を体感させる空間を生み出しています。構築物は、高さ11メートルの四層キャノピーによって覆われていて、まるで雲の中に浮かんでいるかのような錯覚を与えます。

体験のコンセプト


このパビリオンでは、来場者が「共鳴」体験を通じて、他者とのコミュニケーションや新たな未来を描くことを目指しています。体験は、3つのテーマに分かれており、それぞれが異なるアートを体験できます。

1. 人と人との共鳴 では、塩田千春の作品『言葉の丘』が展示され、異文化間のつながりを感じることができます。この作品は、多言語の文字と赤い糸で構成され、見えないつながりを示しています。初めての人々がこの作品の周りに立つことで、互いの感情や思いを再認識する機会を提供します。

2. 人と世界の共鳴 では、宮島達男の『Counter Voice Network - Expo 2025』が聴覚を刺激する体験を創出します。さまざまな言語がスピーカーから流れ、その中で静寂が訪れる瞬間が独特な印象を与えます。この体験は、生命や時間の多様性を体感させるもので、来場者は新たな視点を得ることができます。

3. 人と未来の共鳴 では、宮田裕章が手掛ける『共鳴の空』が、自然要素と来場者の動きの相互作用を通じて予期しない虹をもたらす試みがなされています。これにより、自然と人間のつながりを感じることができます。

予約システムと体験の流れ


来場者は、事前に予約を行うことで、15名程度のグループで各体験を通じてパビリオン内を巡ることができます。予約は公式チケットサイトやアプリを利用して行えます。

キーマテリアルによる体験の深化


このパビリオンの体験には、キーマテリアルとして「Better Co-Being」アプリと、ふしぎな石ころ「echorb(エコーブ)」が活用されています。来場者はこのアプリを通じてアート作品の解説を知ることができ、各作品とのインタラクションが楽しめます。この「echorb」は、3Dハプティクス技術を応用しており、来場者の心拍数や位置情報を読み取り、共鳴体験を強化する役割を果たします。

未来を描くための場


「Better Co-Being」は、単なるアート体験にとどまらず、訪れた人々がそれぞれの感性を持ち寄ることで、新たな未来を描く場となることが期待されています。このシグネチャーパビリオンに足を運んで、共鳴する体験をしながら、多様な視点を持った仲間と繋がることができるのは、まさにこの万博ならではの醍醐味です。2025年の大阪万博で、あなたも「Better Co-Being」の世界に飛び込んでみませんか?


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