東京フィルハーモニー交響楽団の特別な公演
2025年5月、東京フィルハーモニー交響楽団が特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフを迎え、特別な定期演奏会を実施します。この公演は、5月11日、13日、19日の三日間にわたり行われます。プレトニョフの卓越した指揮と、若手ピアニスト松田華音との共演により、音楽ファンにとって忘れられない体験となることでしょう。
演奏会の内容
この5月の定期演奏会では、マエストロプレトニョフが自身のオーケストレーションを施したショパンのピアノ協奏曲第1番を演奏します。松田華音がソリストとして登場し、彼女の感受性豊かな演奏が目を引きます。彼女はわずか6歳でモスクワに渡って以来、厳しい音楽教育を受けてきた実力派です。ロシアの伝統的なピアノ奏法を駆使する松田と、プレトニョフの手による新しい解釈が生み出す音楽は、多くの人々にとって新鮮な体験となるでしょう。
後半には、チャイコフスキーのバレエ音楽『眠れる森の美女』が披露されます。こちらもプレトニョフが特別に編纂したオーケストラ版が演奏される予定で、その希少性に期待が高まります。これまで多くのピアニストがこの曲のピアノ独奏版を演奏してきましたが、オーケストラ版によるいまだかつてない演奏を楽しむことができるのは、まさに特別な機会です。
プレトニョフのメッセージ
演奏を前にして、プレトニョフは「5月の定期演奏会では、私自身がオーケストレーションを加筆したショパンのコンチェルトを松田華音さんと演奏できて嬉しく思います。また、後半には私が編纂した『眠れる森の美女』を披露させて頂きます。本当に、東京フィルとご一緒できるのが楽しみです」と語っています。この言葉には、彼自身の音楽への愛情と、東京フィルとの絆が込められており、期待感を一層高めています。
公演の詳細
- 5月11日(日)15:00 @ Bunkamuraオーチャードホール
- 5月13日(火)19:00 @ サントリーホール
- 5月19日(月)19:00 @ 東京オペラシティ コンサートホール
- 指揮:ミハイル・プレトニョフ
- ピアノ:松田華音
- 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
- ショパン:ピアノ協奏曲第1番(プレトニョフ編)
- チャイコフスキー:バレエ『眠れる森の美女』より(特別編集版)
チケット情報
チケットは全席指定で、価格はSS席15,000円、S席10,000円、A席8,500円、B席7,000円、C席5,500円となっています。また、東京フィルフレンズ会員には割引もありますので、ファンの方には嬉しいお知らせです。
公演への来場を希望される方は、事前にチケットを購入し、指定された座席に着席してください。演奏中の入場はできませんので、注意が必要です。
まとめ
音楽を愛する人々にとって、この5月の定期演奏会は絶対に見逃せないイベントです。ミハイル・プレトニョフと松田華音の共演によって生まれる新たな音楽体験を、ぜひその目と耳でお楽しみください。東京フィルハーモニー交響楽団が織りなす、特別な音楽の世界が、皆様をお待ちしています。