アット東京が新たに大阪と北海道を結ぶネットワークサービスを開始
株式会社アット東京は、北海道に位置するデータセンターから直接大阪への接続を可能にするサービスを提供開始しました。このサービスは、デジタルトランスフォーメーション(DX)が進む中で、企業や自治体からのクラウド接続ニーズの高まりへの対応として導入されました。
新サービスの背景
近年、北海道では生成AIを活用したいという企業の声が高まっています。冷涼な気候や自然エネルギーを有効活用することができるため、北海道はデータセンターの立地として注目されています。ですが、これまでは東京や大阪への接続には迂回が必要でした。
そのような背景を受け、アット東京はこのたび、北海道総合通信網株式会社(HOTnet)と連携し、まったく新しい接続方法を提供開始しました。これにより、北海道の自治体や企業は、冗長性のあるネットワーク環境を活用し、主要メガクラウドとの安定した接続が可能となるのです。
直接接続サービスの特徴
新たに提供される「S.T.E.P xFunction OSAKA Connect」を通じて、北海道のATBeX札幌アクセスポイントから 大阪ゾーンへの直接接続が実現しました。このサービスには以下の特長があります:
- - 主要メガクラウドとの閉域接続:大阪での接続において、さまざまなクラウドサービスへのアクセスが容易になります。
- - 柔軟なネットワーク構成:これまではATBeX東京ゾーンを経由する必要がありましたが、今後は直接接続が可能となり、より効率的なネットワーク設計が可能です。
- - カスタマイズ可能な契約:接続の帯域設定や利用期間を利用シーンに応じて自由に選べるため、柔軟性が高まります。
- - 冗長構成の対応:1系、2系の冗長構成に対応しており、高い可用性を提供します。
これからの展望
アット東京とHOTnetは、今後も引き続きATBeXサービスを中心に、北海道とその他地域の緊密な連携を推進し、柔軟で利便性の高いネットワーク環境を整備していく方針です。これにより、地方におけるビジネスが一層拡大することが期待されています。
この新たな接続方法は、ネットワークの効率性を一段と引き上げ、多くの企業や自治体がその恩恵を受けることになるでしょう。今後の進展が非常に楽しみです。