組織力向上の新たな取り組み
コロナ禍を経て、ビジネス環境は激変しています。特に中小企業にとって、全員が一丸となり未来に向かって進んでいくための組織力が求められています。このような状況下で、トリプルバリューとエフアンドエムの連携が注目を集めています。2025年4月より本格的に始まるこの取り組みは、価値観共有ツール【エンゲージメントカード】を用いて、企業内のコミュニケーションを活性化し、組織の成長力を向上させることを目的としています。
社会の変化と組織力の重要性
近年、経済界では人手不足や市場環境の変化が急速に進行しています。特に、中小企業においては、経営者と従業員、上司と部下といった異なる立場の人たちが、日常的に価値観を共有することは無難な課題となっています。このため、コミュニケーションの活性化が企業の持続的な成長には欠かせません。トリプルバリューの「エンゲージメントカード」は、この課題を解決に導くツールとして位置付けられています。
エンゲージメントカードの特徴
エンゲージメントカードは89枚の価値観カードから選び、自己内省を促進したり、他者と対話を行ったりできることで、組織内の相互理解と信頼を築くための道具です。カードには「感謝」「挑戦」「自律」「協力」などが描かれており、従業員はこれを使って自身の価値観を明確にし、他者と共有しやすくなります。カードは2020年の発売以来、累計18,000個以上が導入されており、企業の新入社員研修や教育機関での利用が進んでいます。
連携のスキームとワークショップ内容
この連携では、エフアンドエムが全国の中小企業との接点を持ち、トリプルバリューがプログラムの設計を担当します。加えて、ワークショップ研修を通じて、自己内省やチーム対話、フィードバックワークを行い、企業特有の課題に合わせた内容を提供します。具体的には、以下のような内容が含まれます。
- - エンゲージメントカードを使用したチーム対話セッション
- - 相互理解を深めるためのフィードバックワーク
- - チームの価値観作りに向けたワークショップ
これにより、心理的安全性が向上し、エンゲージメントが高まるほか、マネジメント層と若手社員の理解促進、従業員の定着率向上などが期待されます。
会社概要
このサービスを展開する株式会社トリプルバリューは大阪市淀川区に本社を置き、主に人財コンサルティングやエンゲージメントカード研修を行っています。また、株式会社エフアンドエムは中小企業向けの管理部門支援サービスを提供する企業で、豊富な経験を持つ2社の協力により、中小企業の組織力強化は進むと考えられます。
この新たな連携支援により、大阪を中心とした中小企業が持続的な成長に向けてどのように進化していくのか、今後の展開が非常に楽しみです。