岡山大学の新プロジェクト
2026-06-02 01:36:41

岡山大学が生み出した地域貢献の新たな一歩!ヘリウム回収プロジェクトの進展

岡山大学が挑むヘリウム回収プロジェクトの全貌



国立大学法人岡山大学(岡山市北区、学長:那須保友)は、2026年5月7日に大型放射光施設SPring-8(兵庫県佐用郡)を訪問し、地域の特色ある研究大学としての新たな取り組み「中四国・播磨HeReNet」に基づくヘリウム回収プロジェクトを本格的に推進しました。このプロジェクトは、研究機器の共用体制を強化し、地域の研究環境を向上させることを目的としています。

今回のヘリウム回収は、岡山大学の技術者や専門職員、そしてSPring-8からの研究者が協力し、非弾性・核共鳴散乱ビームライン(BL35XU)を利用して行われました。プロジェクトの第一段階であるこの回収作業では、使用済みの超伝導マグネットから、計約10立方メートルのヘリウムガスが回収されました。プロジェクトの成功には、岡山大学が事前に用意したガスバッグも重要な役割を果たしました。

作業は約3日間にわたり、岡山大学の専門技術者たちが、ガスバッグにヘリウムを収集するための接続作業を行いました。それぞれのガスバッグが満杯になる度に、次のバッグに接続し、合計10個のバッグにヘリウムを蓄積しました。また、回収作業終了後は、ヘリウムガスをガスボンベに圧縮し、これもまた岡山大学津島キャンパスに運搬されることが決定しています。

永澤研究員は「ヘリウムは限りある資源であり、その安定供給のために本プロジェクトの進展が期待されます」とコメントしており、持続可能な資源利用の観点からもプロジェクトの重要性が示されています。このような取り組みは、地域の大学や企業との連携を深める一助となり、地域の研究基盤を強化する意味でも意義深いものです。

岡山大学は、「中四国・播磨HeReNet」及び「HeliGet」を通じて、県内外の大学や企業への液体ヘリウム供給を目指しています。これは研究や開発の基盤拡充に寄与し、経済安全保障の観点からも重要な意味を有するものと言えるでしょう。加えて、次世代のヘリウムユーザーを育成するためのプログラムである「HeliSET」も進められており、未来に向けた人材育成が図られています。

今後、岡山大学は「He3プロジェクト」と称し、これらの取り組みを一体的に推進していく計画です。地域中核・特色ある研究大学として、岡山大学が生み出す新たな研究環境の形成に期待が寄せられます。研究力向上やイノベーション創出を目指す本プロジェクトは、地域社会にとっても価値ある成果につながることが期待されます。

引き続き、岡山大学が進める地域中核・特色ある研究大学としての取り組みに注目していきたいと思います。彼らの活動が、地域の研究環境や経済の発展に寄与することを願ってやみません。


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