フクシマガリレイが新たにジョッキクーラーをモデルチェンジ
大阪市に本社を構えるフクシマガリレイ株式会社は、今秋に話題となる新型ジョッキクーラーを発表しました。この専用機器は、ビールジョッキやグラスを短時間で冷やし、飲料をしっかりと冷たい状態で提供するために設計されています。新モデルの特徴は、環境保護と省エネ性能の向上です。
環境への配慮
新型ジョッキクーラーは、フクシマガリレイグループの「Dramatic Future 2050」ビジョンに基づいて、冷媒をノンフロンのR1234yfに変更しました。この新冷媒は地球温暖化係数(GWP)が1と非常に低いため、地球環境に優しい製品となっています。従来のR404Aと比較して、温暖化係数は著しく低下しており、フロン排出抑制法の対象外となるため、管理義務も軽減されます。
省エネ性の向上
さらに、新型機はマイコン基板の最適化とDCファンの導入により、省エネ性能が27.9%向上しました。これにより、飲食業界では経済的な運用が可能になり、環境負荷の軽減にも貢献します。
安全性とラインナップ
新しいケーシングには、集中温度管理システムへの接続を可能にする通信用基板が標準で搭載されています。また、漏電遮断器が追加されており、安全性も向上しました。新型ジョッキクーラーは、ガラス扉タイプ(奥行650mm・450mm)とステンレス扉タイプ(奥行650mm・450mm)の4機種をラインナップしています。
ジョッキクーラーの特徴
ジョッキクーラーは、飲食業界で特に人気のある機器です。冷却されたジョッキは見た目にも涼しげで、特別感を演出するため、顧客の満足度を高めます。ホテルやレストラン、居酒屋など、広範な外食産業での導入が期待されています。
発売日と販売目標
新型ジョッキクーラーは2025年11月4日(火)に発売される予定です。フクシマガリレイは、年間600台の販売を目標としているとのことです。
製品情報
- - 機種名: MJU-050DCSGX(代表機種)
- - 標準価格: 650,000円(税抜)
- - 外形寸法: W500×D450×H1,890mm
- - 定格内容積: 191L
- - 製品質量: 75kg
- - 冷却性能: -15℃~+10℃
- - 電源: 単相100V
- - 年間消費電力量: 1,202kWh/年
- - 収容能力: 中ジョッキ120個
この新型ジョッキクーラーは、業務用冷蔵庫に引けを取らない性能を備えつつ、環境への配慮も行き届いた製品です。ぜひ、発売を楽しみに待ちたいものです。