デ・ラ・ソウルが新曲「Day In The Sun」を発表し、期待の新アルバムが登場

デ・ラ・ソウルの新曲リリース

ニューヨークを拠点とする伝説のヒップホップグループ、デ・ラ・ソウルが待望のニューシングル「Day In The Sun (Gettin’ Wit U)」を発表しました。Q-TipとYummy Binghamが参加したこの曲は、11月21日にリリース予定のニューアルバム『Cabin In The Sky』からの2曲目の先行シングルです。

この新トラックは、デ・ラ・ソウルとQ-Tipの数年ぶりのスタジオ共演を実現したもので、彼らの絆を感じることができます。かつて「ネイティブ・タン」と呼ばれた時代を彷彿とさせる楽曲は、ヒップホップの枠を超えた豊かな表現力を再認識させてくれます。

シングル目白押し

これまでに発表されたシングル「The Package」と併せて、「Day In The Sun」は彼らの新アルバムに収録され、新たな音楽の旅を感じさせます。この２曲は、確固たるヒップホップの伝統に新たな風を吹き込む内容となっており、ファンからの期待が高まっています。

デ・ラ・ソウルのニューアルバム、『Cabin In The Sky』は、彼らにとって通算10作目のスタジオアルバムであり、なんと9年ぶりのフルアルバムです。このアルバムは、NASが運営するインディーレーベル、Mass Appealからリリースされます。『Legend Has It』シリーズとして、第6弾にあたるこの作品には、他にもスリック・リックやレイクウォンなどのヒップホップレジェンドが参加しています。

新たな挑戦と感謝

デ・ラ・ソウルは、音楽を通して過去への敬意を表しつつ、新しい方向性を模索しています。ニューシングルに参加しているスーパ・デイヴ・ウェストとともに、時代を超えるリリックと先進的なプロダクションの融合を実現しました。

メンバーのポス（Posdnuos）は「この曲は感謝と喜び、再生についてのものです。嵐を乗り越えた今、我々は再び太陽の下に戻るべきです」と述べています。彼の言葉は、この作品が抱える思いをより一層深めています。

デ・ラ・ソウルについて

デ・ラ・ソウルは1989年にデビューし、特にその初期のアルバム『3 Feet High And Rising』はヒップホップの金字塔とされています。多様なサンプリング、斬新な歌詞、そしてジャズラップというサブジャンルの発展に大きく寄与してきました。また、2005年にはゴリラズとのコラボ曲「Feel Good Inc.」でグラミー賞も受賞するなど、高い評価を得てきました。

2015年にはクラウドファンディングを通じて制作したアルバム『And The Anonymous Nobody...』がラップ・アルバムチャートで1位を記録し、名実ともにヒップホップの重要な存在となっています。

Mass Appealとその影響

Mass Appealは、ヒップホップを広めるために多様な視点やストーリーを提供するエンターテインメント企業です。ヒップホップ文化の進化に欠かせない存在となり、多くのアーティストが彼らのサポートを受け、それぞれの思いやメッセージを世界に発信しています。このような背景により、デ・ラ・ソウルが新たな挑戦を続けていくことができるのです。