ファミリーマートが支援する2025年度こども食堂応援プログラムの募集開始

2025年度こども食堂スタート応援助成プログラムが始まります

ファミリーマートと「認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」の取り組みである「こども食堂スタート応援助成プログラム」が、2025年度も実施されることが発表されました。このプログラムは、全国に広がるこども食堂の立ち上げを支援し、子どもたちの生活環境の向上を目指すものです。

こども食堂の現状と目的

現在、日本全国には約10,867のこども食堂が存在し、年々その数は増加しています。しかし、まだ多くの地域にはこども食堂が設置されていないのが現状です。むすびえは、すべての子どもが身近にこども食堂を利用できるよう、各小学校区に1箇所以上のこども食堂を目指して支援を行っています。このプログラムを通じて、地域コミュニティの結びつきと支援の輪を広げることが期待されています。

助成内容について

2025年度のプログラムでは、助成金として1団体につき50,000円が提供され、最大250団体の採択が予定されています。助成対象は、これから新たにこども食堂を立ち上げる団体で、法人格の有無は問いません。特に、こども食堂がこれまで存在しなかった地域での新規立ち上げが優先的に支援されることがあります。

申請受付について

こちらのプログラムの申請受付は、2025年7月1日から開始し、8月29日までの期間に行われます。初回のこども食堂開催を対象とした助成金ですので、今から準備を進める必要があります。

オンラインによる説明会も実施予定で、助成プログラムの内容や申請書類の書き方などを詳しく説明する予定です。興味のある方は、ぜひ参加してみてください。

実際の事例

実際に、昨年度のプログラムによって全国で451箇所の新規こども食堂が開設されました。その中で、多くの地域で人々が交流し、つながりを感じる素敵なエピソードが生まれています。例えば、千葉県の「みんな食堂かけわたし」では、地域の多世代ボランティアが集まり、子どもたちと共に食事をしながら交流を深めているとのことです。京都府の「ごはんベースMOGUMOGU」では、食堂を通じて普段見られない子どもたちの姿が見られるようになり、地域とのつながりが強まったとの声もあります。

今後の展望

今後もファミリーマートとむすびえは手を携えて、地域のこども食堂の支援を行い、子どもたちが安心して過ごせる場所が増えていくことを願っています。このプログラムは、地域活性化やコミュニティの絆を深める重要な活動であり、さらなる発展が期待されます。

こども食堂は、すべての人が安心して利用できる「みんなの居場所」として、今後も増加し続けていくことが望まれています。地域の食に関する課題にも寄与し、より良い社会の実現に向けた第一歩となるでしょう。