日本語授業が生んだ留学生の成果
関西外国語大学(大阪府枚方市)では、留学生が参加する日本語授業『Japanese D』のインタビュープロジェクトが進行中です。このプロジェクトでは、留学生たちが専門家にインタビューを行い、その内容を全て日本語で記事に纏めています。これらの成果は、大学が運営するウェブサイト『ときめき取材記』にて公開され、多文化共生を目指す活動として注目されています。
インタビュープロジェクトの概要
受講生は、2026年度春学期に永冨あゆみ講師の指導の下で学んでおり、総合日本語レベル8に相当する高い日本語能力を要件としています。授業では、受講生が自身の興味を持つテーマに基づいてインタビューを行うことで、取材の過程全体を日本語で体験します。各学生は、自らが選んだ専門家との対話を通じて、記事作成の技術を磨き、実践的な日本語能力を高めています。
多文化共生を促進する取り組み
『ときめき取材記』は、会員の教員たちによって運営されています。インタビュープロジェクトを通じて、留学生や外国人学生が日本語で社会に向けた発信を行うことを奨励し、異文化理解や相互交流を促進しています。学生は、インタビューを通じて多様な知識を身に付けるだけでなく、記事にするためのリサーチや執筆技術も培います。
永冨講師の言葉
「このプロジェクトは、ただ言葉を学ぶだけでなく、言葉を使って正確かつ実際的な情報を提供することを目指しています」と永冨講師は語ります。独自の視点を持つ学生たちが地域や社会の魅力を発信する中で、新たな知識や技術を習得していく姿を見守ることが教授陣の楽しみでもあります。
留学生の具体的な成果
スウェーデンからのアンドレ・ビセンテさんは「デジタル時代における書道」の意義についてインタビューを行いました。彼は、書道が自己表現や規律を育むことに多くの意義があると感じ、記事にまとめました。さらに、トルコからのアルタチ・ドーカンさんとオーストラリアからのハウストン花子さんは、京都にある老舗印章店の役員と共に「心の輪を繋ぐ印章美学」について対話し、観光客に日本文化を伝える試みについて深く学びました。
知識と技術を身に付ける場
インタビュープロジェクトは、記事作成に限らず、ビジネスメールの書き方や敬語の使い方といったビジネスマナーも学ぶ場となります。受講生同士のディスカッションを通じて、よりよい記事を書くための技術を磨く重要な機会でもあります。
このプロジェクトを通じて、日本語能力を一歩進めるためのステップを踏みながら、留学生たちは新たな発見や成長を遂げています。これにより、彼らは日本と自国の架け橋となることを目指しています。
最後に
関西外国語大学では、留学生が多文化に触れながら学ぶ機会を重視しています。これからも多様な専門分野を学び、国際的な視野を広げながら、自国の文化や価値観を日本に伝える役割を担っていくことでしょう。講師陣と共に、留学生たちが新たな挑戦を続ける姿に期待が寄せられています。