ドバイで開幕するプロ野球リーグへアプローチ!
2025年11月14日から12月14日の期間、ドバイで開幕する「Baseball United」は、中東・南アジア初のプロ野球リーグとして注目を集めています。このリーグでは、元MLBのレジェンドが経営陣に名を連ね、世界中の野球ファンの期待が高まっています。そんな新しいリーグの公式タオルが、愛媛県今治市の伝統的なタオル産業で製作されることが決定しました。
今治タオルの魅力と背景
「Baseball United」に参加する4つのチームの公式タオルを手がけるのは、ツナガル株式会社。彼らは中東市場において、日本の「スポーツ応援文化」と「今治タオル」のクオリティを広めることを目指しています。今治タオルは100年以上の歴史を持ち、その品質や柔らかさ、吸水性が世界的にも高く評価されています。
ツナガルのCOO、渥美氏によると、「地域にコミットし、外貨を稼ぎ、日本のプレゼンスを上げる」ことが彼らのミッションであり、これを実現するための新しい挑戦として、今治タオルの輸出が進められています。
中東市場での可能性
訪日旅行事業を通じて、中東の富裕層顧客が今治タオルを気に入ることから、さらにビジネスチャンスが広がったのです。中東・北アフリカ地域では、日本製品への信頼が極めて高く、品質の高さが重視される中、今治タオルの展開は追い風となります。特にUAEでは66%、全体では71%が日本を「最も品質の高い国」と評価しています。
この高い評価を背景に、今治タオルを中東市場に積極的に取り入れ、高価格帯でも品質で支持を受けることを目指しています。公式タオルの製作は、各チームの公式商品としても販売され、オンラインでの取り扱いも予定されています。
応援文化を世界へ広める挑戦
日本の応援文化をドバイのスタジアムに持ち込むことも、ツナガルの大きな目標の一つです。WBCや甲子園、Jリーグなど日本の応援スタイルは特有の熱気と一体感があります。観客がタオルを振り回し、声を合わせるその姿は、スポーツの楽しさを倍増させる要素となります。
この「ジャパニーズスタイル」を通じて、日本のプレゼンスを高め、国際的な舞台で新たな熱狂を生むことが期待されています。公式タオルがスタジアムに舞い、観客の心をひとつにし、その結果が地域にもたらす影響は計り知れません。
今治タオルの未来
今治タオルは、現在は550社あった関連企業が約80社にまで減少している厳しい環境にありますが、このプロジェクトは「挑戦の好機」と捉えられています。地域の伝統産業をバックアップし、国内市場の縮小を乗り越えるため、今治タオルを世界に発信し続けることが求められています。
この新しいプロジェクトが、今治の産業に新風をもたらし、日本の技術や文化を世界に輸出する一助となることを願っています。タオル一枚から始まる小さな挑戦が、新たな物語を紡ぎ出すのです。
最後に
これからもツナガル株式会社は、日本の「宝」を全世界に届ける努力を続けていきます。地方の産業が国際的な舞台で活躍する姿を楽しみにしつつ、フォローをしていきましょう。 officialタオルを身に着けたファンの姿が、ドバイの夜空に舞うことを期待しています。