驚愕と異常が交錯する新世代ホラー「マルクト」
ホラー愛好者にとって待望の新企画が登場します。ホラー作家の梨とホラーテクノロジーカンパニー・闇がコラボし、地上波でのテレビ放送と、アプリ配信のショートドラマからなる「マルクト」プロジェクトが始動します。このプロジェクトは、視聴者に新たな恐怖体験を提供することを目的としており、物語の中心は「マルクト」という秘密の国家です。監視され続ける社会に内在する恐怖を描くこのSFドラマは、我々の生活の中に潜む異質なものへの警鐘を鳴らします。
「マルクト情報テレビ」はMBSにて5月24日から毎週土曜の深夜に放送される予定で、各回7分ほどの短編、テレビ番組という形式で、その異常さが際立つ内容を提供します。この短い放送枠は、視聴者に不安や違和感を与え、物語のさらなる奥深さへと誘います。リーダブルな瞬間を通じて、“異化効果”が如何に日常生活に潜む恐怖に触れるかを考えさせられます。
あわせて展開されるショートドラマ「マルクト ~あなた、誰ですか?~」は、アプリ「BUMP」で配信され、6月6日からすべてのエピソードが一挙に公開されます。この作品では、視聴者自身が物語の中心に引き込まれ、表面下に潜む秘密の真実や、それらが日常に与える影響を体感できるようになっています。
プロジェクトの特徴は、テレビと配信ドラマといった異なるメディアを融合させた点にあります。原案と監修を任された梨は、「通常の視聴体験とは異なる感覚をもたらすこと」を強調しています。また、5分間という限られた時間内に、いかにして驚きと恐怖を伝えるかが、この企画の成功の鍵となります。
ホラー作家にとっても、このような試みは初めてであり、視聴者との新たな接点を生むことを目指しています。視聴者には、何も知らされないままこの作品に接してもらいたいと梨は語っています。視聴者が普段見慣れているテレビ番組が、どう変わってしまうのか、その瞬間の恐怖こそが「マルクト」の本質です。
「一般的なテレビ番組が急に全く異なる内容に切り替わることへの恐怖」という新しい感覚を掘り下げることで、ホラーに対するアプローチを再定義しようとしています。この新しい試みは、ホラーのジャンルを超えたエンターテインメントとしても見逃せません。
製作サイドは、この作品を通して視聴者に新たな体験を提供することを目指しており、放送と配信の両方で様々な視覚的、心理的刺激を用意しています。放送直後は配信サービスもあるため、リアルタイムで体験できる方にとっても特別な意味を持つことでしょう。
このプロジェクトは、視聴者に未知なる恐怖を体感させることを目的としており、通常のホラー作品とは一線を画す新しい体験が期待されています。ぜひこの機会に、「マルクト」の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。恐怖の新たな形を、あなた自身で感じてみてください。