医学部入試動向と2026年度対策
医学部専門予備校『医進の会』は、近年の医学部入試の動向を詳細に分析し、2026年度入試に向けた効果的な対策を提案しています。特に、2025年度の入試では志願者数や倍率に重要な変化が見られることから、受験生たちは最新の情報をしっかりと把握しておくことが求められます。
2025年度の入試データ
2025年度の国公立医学部の前期入試においては、志願者数が15,307人と前年より約4%の減少を記録しました。この動向は、これまでの18歳人口の増加にもかかわらず、医学部志望者は安全志向が強まったためだと考えられます。そのため、倍率も4.3倍から4.1倍とやや緩和される傾向が見られました。しかし、後期の国公立医学部では依然として激しい競争が続いており、倍率は19.2倍と高水準を維持しています。
私立医学部については、志願者数・合格者数が前年並みで安定しており、全体で約10万5,846人の志願者が集まっています。特筆すべき点は、入試形式によって倍率が異なり、一般選抜は上昇傾向にある一方で、共通テスト利用型は低下するなど、様々な動きがあります。特に、私立大学の後期試験では前期に不合格となった受験生が集まる傾向があり、戦略的に出願を行うことで合格のチャンスを得ることも可能です。
入試の難易度と傾向
入試全般の難易度は「標準レベル重視」にシフトしています。高大接続改革の影響で、知識に偏重した問題から基礎を重視した形に変化しています。特に共通テストの英語では、リーディング問題の語数が増加し、長文読解や思考力を問う問題が増加しています。これにより、医学部受験でも基礎的な知識に加え、思考力を求められる傾向が強まっています。
新課程導入の影響
2025年度から共通テストには新たに「情報Ⅰ」が加わり、数学では「数列」や「統計的推測」、「ベクトル」、「複素数平面」などが出題されることとなりました。国立の多くの医学部ではこの「情報Ⅰ」が必須科目となるため、早めの対策が必要です。私立大医学部では共通テスト利用入試で情報Ⅱを課さない大学もありますが、全般的に数学の演習量が増加しています。受験生は早期にこれらの知識を習得し、共通テスト対策を行うことが重要となります。
2026年度に向けた展望
2026年度の医学部入試では、現行の18歳人口や医学科の志望者数は横ばいの予測が立てられています。入試難易度にも大きな変化はないと見込まれており、基礎学力の堅持と高得点を狙う力が必要不可欠です。特に、共通テストでは幅広い出題が見込まれるため、英語リーディングや数学、各理科科目での得点を確保していく必要があります。
面接・小論文対策
医学部入試の推薦枠や総合型選抜が拡大しており、面接や小論文の重要度も増しています。医療への志望動機やコミュニケーション能力が問われるため、早めから面接対策や小論文の準備を行うことが求められます。
医進の会の指導方針
『医進の会』では、関西圏の医学部入試に特化した個別指導を行っています。プロの講師陣が、受講生一人ひとりの学習状況に応じてオーダーメイドカリキュラムを提案しており、出題傾向を踏まえた最適な学習戦略を共に立てていきます。地域に根差した情報の提供と、面接や小論文対策をカバーした指導で、2026年度入試の合格を目指します。詳しくは公式サイトをご覧ください。