吉本ばななが語る、デビューからの道のりと現在の姿
作家・吉本ばななさんが、デビュー当時からのお付き合いがある編集者・石原正康さんをゲストに迎え、Audibleのオリジナルポッドキャスト『雨音らじお』に登場します。この放送が配信されるのは、2025年12月26日。40年近くにわたる二人の関係や、それぞれの成長を語り合う貴重な機会となります。
初めての出会い
吉本さんと石原さんの出会いは、彼女が『キッチン』を出版した直後のことでした。まだアルバイトをしていた吉本さんの喫茶店に、石原さんが訪れてお話ししたのが始まりです。そこから二人は作家と編集者としての信頼関係を築いてきました。吉本さんにとって、石原さんはただの編集者ではなく、彼女の作品を共に作り上げてきた大切なパートナーであり、親友でもあります。
このポッドキャストでは、二人が手掛けてきた数々の作品の裏話や印象に残るエピソードについて話し合います。初の長編小説『悲しい予感』やエッセイ集『パイナツプリン』など、多くの名作が生まれる過程での、彼らのやりとりや思い出が語られます。このエピソードには、作家と編集者の立場から見たそれぞれの視点や、互いに抱く信頼感が色濃く反映されています。
記憶が交差する
しかし、30年以上前の出来事を振り返る中で、時折記憶が食い違う場面も。この記憶の食い違いを楽しむことで、二人の関係の深さや、長年の絆がいかに豊かであるかが伺えます。思わず笑ってしまうようなエピソードも散りばめられており、リスナーもその温かい関係を感じながら聴くことができるでしょう。
是非このポッドキャストで、吉本ばななさんのユーモアや情熱を感じてみてください。彼女の言葉や声には、聴く人に馴染み深い温もりがあり、聴き終わった後には心温まる余韻が残ります。
雨音らじおについて
『雨音らじお』は、毎回異なるゲストを迎え、リスナーをリラックスさせながら自然な会話スタイルで進行されるポッドキャストです。幻冬舎の編集者たちがパーソナリティを務め、ゲストの素顔を引き出すことに焦点を当てています。エピソードが配信されるたびに新しい世界観や考え方に触れることができ、まるで雨音のように心が潤うような体験を提供します。
次回のエピソードには、すでにハリウッド女優として名を馳せる黒木瞳さんが登場するとのこと。番組は毎月最終金曜日に新エピソードが更新されますので、ぜひお見逃しなく。
吉本ばななについて
吉本ばななさんは、1964年に生まれ、87年に『キッチン』でデビューを果たしました。その後も多くの文学賞を受賞し、世界中で作品が翻訳されています。彼女の作品には、生活の中の深い感情や哲学的な視点が盛り込まれており、多くの読者に支持されています。最近の著作には『下町サイキック』などがあり、注目を集めています。
一方、編集者の石原正康さんは数々の話題作を手掛けてきたベテランであり、幻冬舎の設立にも深く関わっています。二人の貴重な対談は、作家と編集者の持つ独特の視点を知る絶好の機会です。ぜひ、Audibleでこの特別な配信を楽しんでみてください。
『雨音らじお』にはこちらからアクセスできます。
番組公式Xもぜひチェックしてみてください。聞いた心の潤いを実感することでしょう。