大阪・関西万博2025 ペルー館のオープニングセレモニー
2025年の大阪・関西万博が盛大に始まり、その初日に合わせてペルー館が開館しました。ペルー通商観光大臣のウルスラ・レオン氏が開館を祝うオープニングセレモニーに出席し、ペルーの豊かな文化と可能性を世界に発信することの重要性を強調しました。セレモニーでは、クスコの「バリチャ」ダンスをはじめ、リマやアマゾン地域の伝統舞踊が披露され、来場者たちを魅了しました。
開館当日、ペルー館を訪れるために多くの人々が行列を作り、館内では「シパン:砂漠の支配者たち」や「ペルーと日本」の展示コーナーが設けられていました。訪問者は、ペルーの代表的な料理であるセビーチェやピスコサワーなどを楽しむことができ、ペルーのガストロノミーの豊かさを体験しました。特に、ピスコサワーはペルーのナショナル・スピリッツで、訪れた多くの人々にとって新たな発見となりました。
たくさんの著名なゲストが集まったオープニングセレモニーでは、テープカットも行われ、ペルー館の館長であるダニエル・カベロ氏や在日ペルー大使のロベルト・セミナリオ氏をはじめ、様々な政財界の代表者が出席しました。また、セレモニー中には、ペルー通商観光大臣が、「この万博は文化、経済、外交の交流において非常に重要なイベントであり、2900万人以上の来場者が期待される中で、ペルーの素晴らしさを全世界に広める機会です」と語りました。
ペルー館は大阪・関西万博のエンパワーリングゾーンP05に位置し、午前9時から午後9時まで開館しています。特に注目すべきは、ペルー館のナショナルデーが8月9日に設定されていることです。この日には特別な催し物が予定されており、更なる注目が集まっています。さらに、文化展も充実しており、4月13日から7月12日までシパン王の宝飾展(モチェ文化)、7月13日から10月13日まではナスカ文化展(地上絵と土器)が行われます。
また、会期中には月替わりで絶品のペルー料理が提供され、毎日400食が無料で試食できるイベントも開催されます。このように、来場者はペルーの食文化や歴史に触れる素晴らしい機会を得ることができるのです。さらに、ペルー産のコーヒーやチョコレートも無料で提供されるため、食を楽しむのみならず、ペルーの農業の魅力も体験できます。
この万博は、ペルーと日本の友好関係をより深める契機となることを期待されており、両国間のパートナーシップを強化する重要な場となるでしょう。さまざまなイベントや展示を通じて、ペルーの素晴らしさを感じ取りながら、2025年大阪・関西万博を是非お楽しみください。