遠藤賢司の音楽史
2025-02-06 13:37:59

遠藤賢司の音楽史を紐解く特大ボックス『実況録音大全 第十一巻』の魅力

遠藤賢司の音楽史を紐解く特大ボックス



2025年、遠藤賢司の音楽の集大成とも言える、大型ボックス『遠藤賢司実況録音大全 第十一巻 2015~2017』が発売されます。これは、彼が癌との闘病の中でも力強く活動を続けた姿を記録した貴重な音源集です。

これまでの歴史と背景


『実況録音大全』は、1968年から続く遠藤賢司の音楽の歴史を振り返る大プロジェクトです。第一巻がリリースされたのは、エンケンこと遠藤賢司が60歳を迎えた2007年。そこから彼の音楽キャリアを時系列で紐解く形で音源リリースが続き、2025年にこのシリーズは第十一巻として完結します。

今回収録される音源は、2015年から彼が亡くなる2017年までのライブやスタジオセッションを中心に構成されています。この3年間は、彼の音楽活動と同時に、病と闘う姿勢をも強く表現しています。音源は9枚のCDと1枚のDVDに納められ、まさに彼の集大成と言える内容です。

ジャケットアートと豪華ゲスト


特に注目すべきは、ジャケットのデザインです。これは、名だたる漫画家の浦沢直樹氏による描きおろし。エンケンとの深い交流を持った浦沢氏だからこそ表現できた、特別な一枚となっています。また、CDには彼が愛したミュージシャンたちとの共演音源が満載です。特に、2017年9月18日に行われたスタジオセッションでは、彼の最後の演奏が収録されており、その中には、石塚俊明、湯川トーベン、遠藤ミチロウ、山本恭司などの名プレイヤーが名を連ねています。

生前最後の勇姿を収めたDVD


さらに、DVDには彼の生前最後のパフォーマンスを収めた「続・東京ワッショイ」が収録されています。これは、2017年8月8日に新宿で開催されたリリース記念イベントからの映像であり、彼のエネルギーと情熱を直接感じることができる貴重な瞬間です。

収録の意義と影響


この『実況録音大全 第十一巻』は、単なる音楽作品ではなく、遠藤賢司というアーティストの歩みを深く理解するための貴重な宝物です。彼が音楽を通じて何を表現し、どのように人々に影響を与えたのかを感じられるのが、このボックスセットの大きな魅力でしょう。

また、癌との戦いの日々を送りながらも、彼がどこまで音楽に情熱を注ぎ続けたのかを知る上でも必見の作品です。彼の音楽が持つ力と、そのメッセージを感じることで、多くのファンや新しいリスナーも感化されることでしょう。

まとめ


2025年3月19日にリリースされる『遠藤賢司実況録音大全 第十一巻 2015~2017』は、遠藤賢司の音楽の軌跡を辿るための重要な一章です。感動的なライブ音源とともに、彼の思いをぜひ体験してみてはいかがでしょうか。


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