KEC教育グループがアメリカ・ポートランドに新たな教育の拠点をオープン
大阪に本社を置くKEC教育グループは、昨年2022年に創業50周年を迎え、次のステップとして2025年4月にアメリカ・ポートランドに新キャンパスを開校することを発表しました。この新たな拠点は、「KECアメリカ校」として位置づけられ、グローバル人材を育成するためのさまざまな教育サービスを提供する予定です。
教育の新時代に対応した多彩なプログラム
新たに設立されるKECアメリカ校では、グローバル化、テクノロジーの進展、Diversity & Inclusionといった現代のニーズに応じた教育内容を開発・提供していきます。教育の中心には、英語教育に特化した独自の理論「TP指導方式」が据えられており、実践的なスキルを身につけられるよう工夫されています。
アメリカ在住者向けの学びの場
アメリカのKEC校では、特にアメリカ在住者向けに英会話トレーニングや短期集中プログラム「English Boot Camp」を提供し、グローバルな舞台での活躍を目指す人々の英語力向上を全力でサポートします。また、実際にアメリカで学ぶことで、文化や社会に根差した学習機会を得ることができるのも大きな魅力です。
ソーシャルチェンジを目指した教育
さらに、KEC教育グループでは「Social Change Maker教育」というプログラムも展開し、参加者が社会変革を促す力を持つチェンジメーカーとして成長することを目指します。このように、教育を通じて社会に貢献する力を養うことができるカリキュラムが用意されています。
グローバルビジネスに必要なスキルを育成
グローバルビジネスの分野においても能力を高める研修やコンテンツが提供され、国際的な舞台で活躍するためのスキルを磨きます。事業の多様化に伴い、KEC教育グループは、受講生それぞれのニーズに合わせたカスタマイズされた教育ソリューションを提供することも視野に入れています。
そろばん教育の新たなフロンティア
また、そろばん文化を世界に広げる活動として、「そろタッチ教室事業」も開始します。これは外国人向けにそろばんを使った暗算トレーニングを提供し、国際的な教育の場でも通用するスキルを育てていくものです。これにより、伝統的な日本文化としてのそろばん教育が新しい形でグローバルに発信されることになります。
サポート体制と最先端のEdTech事業
KEC教育グループは、通訳や日本語教師の養成・派遣といったグローバルな教育ネットワークの構築にも力を入れています。これにより、国際的に活躍する人材を育成し、企業や学校への派遣も行い、さまざまな教育ニーズに応える体制を整える見込みです。
最新のテクノロジーを活用したEdTech事業も展開し、個々の学びをより深く、効率的に行うためのサービスを開発しています。これにより、学ぶことがより楽しく、より手軽に進められるようになるでしょう。
未来への第一歩
ポートランドの新しい拠点は、全米・世界に向けて教育事業を展開する重要な基盤となります。142の国家から学生を受け入れているポートランドは、革新、教育、文化、環境意識の面での発信地としても知られています。この独自の文脈の中で、KEC教育グループは未来の教育を改革し、世界に情報を発信する役割を果たすことでしょう。これからのKECグループの展開に期待が寄せられます。