コクヨ株式会社が、2026年5月1日をもって90年ぶりに大阪本社を移転すると発表しました。その新しい拠点は「KOKUYO HQ(コクヨ エイチキュー)」と名付けられ、6月からはライブオフィスとして営業を開始します。この移転は、コクヨの長期ビジョン「WORK & LIFE STYLE Company」の一環であり、文具や家具の枠に収まらない新たな事業分野への進出を狙っています。
移転先は、大阪市北区のグラングリーン大阪14階で、ここではコクヨの理念を体現した新しい働き方を提案します。「KOKUYO HQ」という名称には、大阪を企業活動の中心地とするという強い意志が込められています。コクヨは体験価値の提供強化を目指しており、中央に通路が伸びるオフィス設計は、社員や訪問者が散策することで新たな発見を促すことを意図しています。
新本社では、活気あるエリア、静かな思索のゾーン、自然を感じるスペースなど、様々な体験が同時に得られるようデザインされています。建築設計を手掛けたのは、アメリカの設計事務所「Studio O+A」で、両者の協力によって「Promenade of Discovery(発見の散歩道)」というコンセプトが生み出されました。これは、オフィス内での常に動く環境が新たなコミュニケーションやアイデア生成を促進するという考え方です。
さらに、新本社は「ライブオフィス」として多様な働き方を取り入れ、学びや実験の場として機能します。コクヨ独自のニーズや志向を反映し、職場環境には光や緑、心地よい素材をふんだんに取り入れて創造性とウェルビーイングの向上を図ります。これにより、社員のモチベーションを高めるだけでなく、来訪者にもその良さを体験してもらえる仕組みです。
移転先の概要として、住所は大阪府大阪市北区大深町5番54号グラングリーン大阪 パークタワー14階、床面積は1,260.25坪で、広々とした空間が確保されます。また、ライブオフィスとして、顧客に実際のワークスタイルを体感してもらうことも予定されており、1969年に始まったコクヨのオフィス運営モデルが進化し続けています。
「Studio O+A」は、世界的に知られるデザイン事務所であり、数々の賞を受賞しています。その実績にはGoogleやNetflix、マクドナルドなど、名だたる企業へのオフィスデザインも含まれます。コクヨとタッグを組むことで、斬新で理想的な働き方の空間が実現されることでしょう。
コクヨの新本社移転は、ただのオフィスの移動ではなく、新たな働き方の提案、そして企業としてのあり方を再定義する重要な一歩となります。これからの社会における好奇心を刺激し、より良い未来を築くための発信基地としての役割を期待されています。コクヨの新たな挑戦に、ぜひ注目していきましょう。