新卒向け「推し活採用」で変わる採用の形
株式会社マーキュリーが導入した新しい採用手法「推し活採用」が話題を呼んでいます。この採用形態は、応募者が自分の推しについて語ることでコミュニケーションを図る新しい面接形式です。従来の書類選考や自己PRに代わって、より自然な形で自己表現ができるチャンスを提供することを目的としています。
推し活採用の背景
従来の就職活動では、自己PRや「ガクチカ」(学生時代に力を入れた活動)が重視されるため、多くの学生が自分の本音を語りにくいと感じています。こうした課題を解決するため、マーキュリーは「推し活」に注目しました。この新しいアプローチは、学生たちが自分自身を最大限に引き出す機会を提供することを目的としています。
実施結果
「推し活採用」を実施した結果、応募者数は前年比で62.5%増加し、376名から611名に。さらに、推し活選考を選んだ学生は自身の言葉で語ることができ、自己表現がしやすいとの声が多く寄せられました。新しい選考方法によって、応募者は「自分らしさを出せた」と感じ、内定承諾率も通常の15.8%から61.5%に上昇しています。
学生と採用担当者の声
実際に「推し活採用」に参加した学生からは、リラックスした雰囲気の中で楽しみながら自分の強みをアピールできたとの感想が寄せられました。また採用担当者からは、学生の人柄がよりわかりやすくなり、コミュニケーションの質が向上したと評価されています。
課題と今後の展望
一方で、採用のハードルが低く見えることで学生が不安を感じるという意見もあり、取引先や市場からの理解を得るためのさらなる努力が求められます。マーキュリーは、今後も「推し活採用」を継続し、学生に寄り添った採用方法を模索し続ける方針を明らかにしています。
まとめ
「推し活採用」は、ただの採用手法にとどまらず、学生自身の可能性を引き出すための重要なステップです。この取り組みが、マーキュリーのミッション「社会と人をつなぎすべての人の可能性を広げる」を具体化しています。新たな人材確保のアプローチとして、今後の動向にも注目です。