アムールトラ公開
2025-12-25 10:29:32

親子のアムールトラがついに一般公開!特別な出会いを体験しよう

アムールトラの親子がデビュー!



和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールドでは、2025年12月26日(金)から、生後5か月のアムールトラの赤ちゃん3頭と母親が特別に一般公開されることが決まりました。金・土・日・祝日の限定公開で、家族連れを中心に多くの観客が訪れることが予想されます。

公開スケジュールと観覧方法



アムールトラの赤ちゃんたちは、金曜日から日曜日、祝日の午前10時40分から午後3時30分にかけて、サファリワールド内の肉食動物ゾーン「トラエリア」で観覧可能です。一般の方々が親子を見るためには、ケニア号でのサファリキャラバンやジープサファリ探検ツアーに参加する必要があります。

これまで母親が育児に専念し、バックヤードで過ごしてきた赤ちゃんたちの元気な姿が見られるのをとても楽しみにしているファンも多いことでしょう。なお、一般公開は天候や動物の体調によって変更される可能性がありますので、公式サイトでのご確認をお勧めします。

アムールトラの赤ちゃんについて



2025年7月15日に誕生したアムールトラの赤ちゃんたちは、2頭のオスと1頭のメスで構成されています。この母親は、2018年5月2日にソウル大公園で生まれた7歳のトラで、父親は2017年6月15日にハーゲンベック動物園で誕生し、2025年7月9日に神戸市立王子動物園へ移籍しました。これらの協力を通じて、繁殖に向けた取り組みが進められています。

アムールトラの保護に向けた取り組み



アムールトラは中国東北部からシベリアに生息する希少種で、野生の個体数は約500頭とされており、国際的な保護活動が行われています。アドベンチャーワールドでは、国際種管理計画(GSMP)に基づきアムールトラの繁殖を進めており、遺伝的多様性の維持にも注力しています。

国内では採取された個体だけでは種の存続が難しいため、海外からオスやメスを受け入れ、繁殖を行っています。過去には、9回の出産で22頭の赤ちゃんが生まれ、9頭が育成されています。

今後もアドベンチャーワールドは、アムールトラの保存に向けた取り組みを続け、さらなる繁殖を目指すとのことです。

アムールトラの生態について



アムールトラは、最も北に生息するトラとして知られ、生態系において非常に重要な存在です。彼らは広い縄張りを持ち、単独行動をする肉食性の動物です。野生では狩りをする能力が求められ、厳しい環境で生き抜くために日夜活動しています。

飼育下でも、アドベンチャーワールドでは馬肉や牛肉を与えられ、健康に成長しています。アムールトラの赤ちゃんは、オスが約100日の妊娠期間を経て生まれ、生まれた時は体重が1kg程度で、愛らしい幼獣の姿を見せています。将来的には、母親から完全に独立できるまでに2年の時間がかかるのが通例です。

アドベンチャーワールドは、SDGs(持続可能な開発目標)の実現にも取り組んでおり、訪れる人々にとって“いのちの美しさを感じる場所”として、未来の地球の姿を体現し続けることを目指しています。

ぜひ、この機会にアムールトラの親子に会いに訪れて、その愛らしい姿を目に焼き付けてください。


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