丸亀製麺、新たなユニフォームプロジェクトを展開
さまざまな飲食業態を展開する株式会社トリドールホールディングス(以下、トリドールHD)が進める新たな取り組みが注目されています。丸亀製麺が手掛けるこのプロジェクトでは、使用済みのユニフォームを新たなユニフォームへとアップサイクルすることで、環境負荷を軽減し、持続可能な社会へと近づくことを目指しています。これを実現するために、トリドールHDは大手アパレルメーカーのクラボウ及びユニフォーム製造を手掛けるタイコーコーポレーションの3社と連携し、「つなぐ制服プロジェクト」を始動しました。
新プロジェクトの背景
飲食業界では、従業員の快適な労働環境を整えることと同時に、ユニフォームの廃棄が環境に与える影響も大きな課題となっています。2021年5月、トリドールHDはクラボウ、タイコーコーポレーションの2社と共同で、働きやすさや環境に配慮した新しいユニフォームを開発しました。このユニフォームは、快適で防汚性に優れていると評価されています。
新たに始まった「つなぐ制服プロジェクト」では、これまで廃棄されていたユニフォームを積極的に回収し、再資源化する取り組みを行っています。このアプローチは、廃棄物の削減と循環型経済の実現を目指すものであり、特に繊維製品のリサイクルの難しさを克服する取り組みが求められています。
プロジェクトの具体的な取り組み
このプロジェクトでは、西日本エリアの一部店舗で使用された約1,600枚の上着、ズボン、前掛けといったユニフォームを回収し、これを約4,000枚の新たな前掛けへとアップサイクルしています。これにより、無駄な廃棄を防ぎ、また新しい素材としての価値を持たせることが可能になったのです。
お客様が目にする機会の多い前掛けは、環境への取り組みをより身近に感じてもらえるアイテムとしても大きな意味を持ちます。今後もこのプロジェクトを通じて、店舗や従業員の参加を促進し、さらに多くの方々にサステナビリティへの意識を深めていく方針です。
社会課題の解決に向けて
トリドールHD、クラボウ、タイコーコーポレーションは、この取り組みを通じて、これまで以上に連携を深め、環境に優しい社会の実現に貢献していく考えです。ユニフォームの資源循環や、技術革新を利用したアップサイクルを実現することにより、お客様や社会全体に対しても環境意識を高めていくことを目指しています。
このプロジェクトは、ただのユニフォームのアップサイクルに留まらず、トリドールHDが掲げる「食の感動で、この星を満たせ。」という理念の基盤の下、未来を見据えた持続可能な取り組みであり、私たち全員が一緒に参加し、愛着を持てる活動です。なお、このプロジェクトに興味がある方は、ぜひ丸亀製麺の店舗を訪れ、環境への配慮を実感してみてはいかがでしょうか。持続可能な未来を共に築いていきましょう。