JASRACキャンパスの挑戦
2025-12-09 11:53:03

著作権教育を推進する「寄付講座JASRACキャンパス」の新たな挑戦

JASRACキャンパスが目指す音楽著作権教育の充実



日本音楽著作権協会(JASRAC)は、文化の発展と著作権の重要性を広めるために、「寄付講座JASRACキャンパス」を立ち上げ、2025年度募集分として全国6つの大学への寄付を決定しました。今後、この取り組みを通じて、著作権に関する教育がより一層充実し、次世代の人材育成につながることを目指しています。

寄付先大学一覧


選定された大学は以下のとおりです。
  • - 金沢大学 / 大学院法学研究科
  • - 神戸大学 / 法学部・大学院法学研究科
  • - 中央大学 / 法学部・大学院法学研究科
  • - 東京音楽大学 / 音楽学部
  • - 明治学院大学 / 法学部・大学院(法学研究科・経営学研究科)
  • - 明治大学 / 情報コミュニケーション学部

これらの大学では、法学だけでなく、AIや音楽、地域振興などといった多様なテーマについても著作権を結びつけた講座が開設されます。このように、各大学が社会や地域のニーズに応じた独自の企画を行う点が、本事業の特長です。

教育の新たな価値の創造


「寄付講座JASRACキャンパス」は単なる寄付にとどまらず、新たな教育の価値を創出することを目指しています。著作権に関する法律や制度について学ぶことができるこの講座は、文化芸術や著作権を尊重する社会の実現に寄与するでしょう。講座は2026年4月以降、順次開始される予定です。

教育を通じたサポートの継続


JASRACは、音楽産業の発展を支えるために、今後も教育及び研究の支援を強化していく方針です。この取り組みにより、音楽文化の発展が加速され、さまざまな領域において新たな価値を生み出すことが期待されています。

寄付講座に関わる選考委員


寄付講座の設置にあたり、選考委員会が設けられ、専門家たちが選考を行います。選考委員には、法政大学の武生昌士教授、東京大学の玉井克哉特任教授、武蔵野音楽大学の中川俊宏特任教授、九州大学の長津結一郎准教授、藤田総合法律事務所の藤田晶子弁護士が名を連ねています。彼らの知識と経験が、このプロジェクトを支える重要な要素となるでしょう。

JASRACについて


なお、JASRACは、1939年に設立された音楽の著作権を管理する団体で、85年以上にわたり、作詞家や作曲家、音楽出版社と共に音楽文化の発展に寄与しています。著作物使用料の分配など、著作権の管理に関する幅広い事業を展開し、音楽を通じて多くの人々に影響を与えています。これからもJASRACは、音楽と著作権教育の普及、そして文化の発展のために重要な役割を果たし続けることでしょう。

このように、「寄付講座JASRACキャンパス」は、ただの寄付ではなく、著作権に関する理解を深めるための重要な教育の機会を提供します。音楽と著作権の未来を担う若者たちが新たな創造性を発揮できるような環境が整えられ、この取り組みがさらなる飛躍につながることを期待しています。


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