キャピタランド・インベストメント、日本初のデータセンターに着手し大阪のポートフォリオを拡大

キャピタランド・インベストメント、日本初のデータセンター開発



キャピタランド・インベストメント・リミテッド(CLI)が、2025年2月4日に日本初のデータセンターを大阪で開発するための用地を取得したことを発表しました。このプロジェクトは、50メガワットの電力供給を確保しており、同社のグローバルなポートフォリオにおける重要な一歩となります。

この用地取得は、CLIがアジアやヨーロッパで展開する27のデータセンターの一環であり、これまでに23のデータセンターを追加してきました。東京都、大阪市は、アジア太平洋地域内で最も重要なデータセンターハブとして認識され、多くの主要クラウドサービスプロバイダーがすでに拠点を設けていることから、この立地は非常に戦略的です。

キャピタランドのシニアエグゼクティブディレクター、Manohar Khiatani氏は、「日本市場に進出できたことを嬉しく思い、今回の用地取得はデジタル分野への投資に沿ったものであり、さらなる成長機会をもたらす」と述べています。日本のデータセンターマーケットは、2023年の238億米ドルから、2028年には387億米ドルへと成長が見込まれています。

CLIがデータセンター市場に力を入れる理由の一つは、デジタル化とAIの急速な進化です。CLIのマネージングディレクターであるMichelle Lee氏は、アジア市場でデータセンターの需要が急増していると強調し、「97%の機関投資家がデータセンターへの投資を増やす計画を立てています」とコメントしています。

新しいデータセンターは、AIに対応した技術を特徴としており、サステナビリティを重視した設計が施されます。設計には、LEED認証またはそれに準じる日本のグリーン認証基準が適用され、省エネ技術や温度管理の業界ベストプラクティスが取り入れられています。これにより、高いエネルギー効率を確保しつつ、環境への影響を最小限に抑えることが期待されています。

CLIは、データセンターの設計から運営までの豊富なノウハウを活用し、投資家との連携を強化していく方針です。キャピタランド・インベストメントは、これまでもグローバルなデータセンター開発に成功を収めており、特にアジア市場においてその成長を牽引してきました。シンガポール、日本、韓国、インド、中国、英国、フランス、オランダ、スイスの9カ国で積極的にデータセンター投資を進めているのです。

キャピタランド・インベストメントは、2050年までに二酸化炭素排出量のネット・ゼロを目指し、環境に配慮した事業運営を行っています。社会的責任を持つ不動産企業として、持続可能な成長とコミュニティへの貢献を目指し、高い経済的価値を提供し続けています。

今後のアジアにおけるデータセンター市場の成長が期待される中、キャピタランド・インベストメントは、その一翼を担うべく、革新と持続可能性を追求していくことでしょう。

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