「父と暮せば」開演
2025-07-20 13:44:23

心温まる舞台「父と暮せば」、岩国で特別公演が開催

心温まる舞台「父と暮せば」、岩国で特別公演が開催



井上ひさしの代表作である舞台「父と暮せば」が、特別に岩国市で上演されることが決まりました。この作品は全国3か所での限定開催で、広島の原爆投下から3年後の人々の悲しみと希望を描く感動の物語です。8月2日、シンフォニア岩国コンサートホールにて、心に響く舞台が繰り広げられます。

この公演は、東京での15日間上映の大好評を受けて実施され、さまざまなメディアやSNSで多くの反響を呼びました。特に「殺伐とした今日だからこそ、前向きで力強いメッセージをもらえる」といったコメントが寄せられたように、観客に深い感動を与える作品となっています。

あらすじ


舞台の舞台設定は、昭和23年、広島。主人公の福吉美津江は、原爆の影響で父親と母親を失い、ひとりで図書館で働きながら生活をしています。彼女はささやかな恋心を寄せる青年と出会いますが、自身だけが生き延びたことへの負い目から、恋に踏み出せずにいます。そんな彼女の前に亡き父・竹造が現れ、「恋の応援団長」として彼女を支えに現れるというストーリーです。美津江は、「私だけが幸せになることは許されない」と思い悩むものの、竹造の言葉に少しずつ勇気を与えられていきます。

演出家・キャスト


この作品を演出するのは、著名な演出家の鵜山仁氏。そして主演には被爆3世である松角洋平さんが父役の竹造を演じ、瀬戸さおりさんが娘の美津江役を果たします。お二人とも素晴らしい演技で観客を魅了すると共に、物語の中に込められた深いメッセージを体現します。観客は、父娘の絆を通じて、愛や思い出の大切さを再発見することでしょう。

初演から31年


「父と暮せば」は1994年に初演され、以来、名作として多くの人々に親しまれてきました。こまつ座の設立者であり、主催者でもある井上ひさしが直接関与した作品は、まさに彼の文学の集大成とも言えるでしょう。このたび、新しいキャスト陣で再演を迎えることにより、作品に新たな息吹が吹き込まれます。

この機会に是非、多くの方にご覧いただきたい作品です。懸命に生きた人々の命の輝きを感じることでしょう。

公演の詳細


  • - 日時: 2025年8月2日(土)14:30開演(13:45開場)
  • - 会場: シンフォニア岩国 コンサートホール
  • - 料金: 全席指定4,000円、25歳以下の学生2,000円(未就学児の入場不可)
  • - 主催: シンフォニア岩国
  • - 後援: 山口県、岩国市ほか
  • - お問い合わせ: シンフォニア岩国(TEL: 0827-29-1600)

この素晴らしい物語を観ることで、あなたもこの作品の持つ力を感じてみませんか?


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