平和への想い展
2025-07-03 16:56:23

絹谷幸二の特別展「平和へ」が大阪・梅田で開催!

絹谷幸二の特別展「平和へ」【後期展】



2025年7月4日(金)から12月7日(日)までの期間、大阪の梅田スカイビル タワーウエスト27階にある「絹谷幸二 天空美術館」にて、特別展「絹谷幸二 平和へ」の後期展が開催されます。この展覧会では、世界中で続く紛争や環境問題に対する思索が反映された絹谷の作品が展示されます。

平和は全人類の共通の願いですが、今なお多くの国で紛争が絶えず、難民や自然災害が人々の生活を脅かしています。絹谷幸二は、作品を通して戦争の無情さや自然の尊さを訴え、多くの人々に希望を与えてきました。本展では、「平和」というメッセージを強く表現した作品が選ばれています。

展示される主要作品の紹介



ノン・ディメンティカーレ(忘れないで)



この1994年の作品は、闘争の世界を描いた暗い色彩が特徴的です。ピカソの「ゲルニカ」を彷彿とさせる表現で、キノコ雲や兵士たちの姿が描かれています。戦争の下に潜む悲劇を「忘れないで」と訴えかけるメッセージが込められており、宗教的な荘厳さも感じさせる一作です。

蒼に染まる想い



2008年に制作されたこの作品は、鮮やかな青色の背景に子どもたちの姿が描かれています。ヘリコプターや戦闘機が点在する中、静かに忍び寄る戦争の恐怖を色彩的に表現しています。絹谷自身を描いた男子の姿や、故郷の富士山が収められていて、幸福と平和の大切さが伝わります。

天駆ける仁王 ⅠⅡ



2021年のこの作品では、新型コロナウイルスと向き合う仁王像が描かれています。各国のシンボルを背景に、コロナ禍による社会不安や混乱から人々を守りたいという願いが込められています。この作品もまた平和を思う気持ちが表現されています。

絹谷幸二について



絹谷幸二氏は1943年に奈良県で生まれ、東京藝術大学大学院で学び、フレスコ画の技法を習得しました。長いキャリアの中で、数々の作品を残し、2021年度には文化勲章を受章。現在も後進の育成に尽力し続けています。

絹谷幸二 天空美術館の魅力



2016年にオープンしたこの美術館は、最新の体験型コンテンツが楽しめる空間です。絹谷の色彩豊かなフレスコ画をはじめ、様々なアート作品が展示されています。また、併設されているカフェからは美しい景色を楽しむことができます。

開館情報



  • - 開館時間: 10:00-18:00(入館は閉館30分前まで)、金・土・祝前日は20:00まで。
  • - 休館日: 火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始、展示替え期間。
  • - 入館料: 一般1300円、学生800円、小学生以下無料

詳細情報や特別展の内容については、公式サイトをご覧ください。絹谷幸二の深いメッセージが込められた展覧会をお見逃しなく!


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