BCP策定セミナー
2025-02-10 10:20:29

福祉事業継続のためのBCP策定セミナーの開催と内容

福祉事業継続に向けたBCPセミナー



福祉関連業界において、事業の持続性を確保することは非常に重要な課題です。そんな中、障がい者の就労支援事業を展開するReSowホールディングス株式会社が、2025年1月29日(水)にあべのハルカスでBCP(業務継続計画)策定に関するセミナーを開催しました。このセミナーは、近年増加する自然災害への対応策として、福祉関係者が事故なく事業を維持するために設計されています。

セミナーの背景



政府が発表した予測によれば、南海トラフ巨大地震の発生確率は今後30年間で約80%とされており、震度7の揺れや最大10メートルを超える津波のリスクも懸念されています。これを受け、福祉施設が災害時にも事業を維持するためにはBCPの策定が欠かせません。セミナーでは、具体的な策定方法やポイントについて、広く学ぶことが求められました。

BCPの重要性



BCPとは、災害やパンデミックなどの突発的なリスクが発生した際に、迅速に事業を継続するための計画のことです。BCPを策定することで、福祉施設は復旧に向けた迅速な行動が可能となり、利用者の命と生活を守るための準備が整います。具体的には、以下の点が含まれます。

  • - 代替施設の確保: 災害により自施設が使用できなくなった場合、他の施設との連携を予め取り決めることの重要性。
  • - 緊急連絡網の整備: 職員や利用者、家族とのリアルタイムの連絡手段を確保することが推奨されました。
  • - 避難訓練の実施: 地震発生時の行動手順や避難経路の確認を定期的に行うことが求められています。

講演者の言葉と具体的な対策



セミナーでは、防災アドバイザーの佐村河内 力氏が講師として招かれました。氏は実際の災害支援経験をもとに、即実行可能な具体的対策を提示しました。例えば、非常時に必要な物資の準備、食と水の安定供給、非常時に使用できるアイテムとしてのツナ缶利用法などが挙げられました。

参加者はこの講演を受けて、「今できることから少しずつ積み上げていきたい」との感想を寄せ、備えの重要性を痛感している様子でした。また、「利用者を守るのはもちろん、自分たちの生活も同時に守るための取り組みを進めていく」との声もありました。

福祉業界における地域貢献



ReSowホールディングスは、福祉業界の発展と地域社会への貢献を目的に、これまで培った知識やノウハウを広く公開しています。こうした取り組みを通じて、福祉に関する理解が深まり、誰もが参加できる「オープンな福祉」の実現を目指しています。
福祉関係者が集うこのセミナーは、地域における福祉事業の持続可能性を高め、さらなる発展を促す原動力となることでしょう。


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