トヨクモ、kintone連携サービスに監査ログ機能を搭載
トヨクモ株式会社(東京都品川区)は、業務改善プラットフォーム「kintone」と連携する新たな機能「監査ログ機能」を発表しました。この機能は、企業のガバナンスの強化を目的としており、特に複数の部署や人が関与する業務において、その透明性を向上させるものです。
新機能の背景
近年、トヨクモのkintone連携サービスが多くの企業で活用される中、組織内での操作が増加しています。それに伴い、「意図しない設定変更が行われた場合の原因特定が難しい」といった声が多く寄せられました。このような課題を解決するため、監査ログ機能が導入されました。
この機能を利用することで、トラブルが発生した際に「いつ」「誰が」「何をしたか」が正確に確認できるため、迅速な原因究明が可能になります。特に、上場企業や金融機関のように監査対応が求められる企業にとっては、内部統制の強化に役立つ重要なツールとなるでしょう。
監査ログ機能の特徴
- - 操作履歴の記録: ユーザーの操作を正確に記録し、管理画面から「誰が」「いつ」「何をやったか」を一覧で確認できるようになります。
- - CSVデータのエクスポート: 日時範囲を指定してログをCSV形式でダウンロードすることが可能で、社内監査レポートの作成や長期保存に利用できます。
この新機能は、エンタープライズコースの利用者においては、ログ保存が3年間可能であり、これにより年次監査やセキュリティチェック時の証拠資料としても活用できます。
利用可能なプラン
全てのプランで監査ログ機能は利用可能ですが、プランによってログの閲覧期間が異なります。
- - エンタープライズコース: 3年間
- - ユーザーライセンス: 6ヶ月間
- - その他: 24時間
リリース予定
この監査ログ機能は、2025年12月中に「kViewer」に実装される予定です。今後、トヨクモが提供する他のkintone連携サービスについても順次展開される見込みです。
kintoneとは
「kintone」は、41,000社以上の企業に利用されているノーコード・ローコードツールで、ITの知識がない方でも業務に合わせたアプリを簡単に作成できます。このツールを利用することで、顧客管理から日報作成まで様々な業務改善が可能です。
トヨクモは、6つのkintone連携サービスを提供しており、クラウドを駆使しながら企業の効率的な業務運用の実現を目指しています。引き続き、業務の効率化やガバナンス強化に貢献するサービスの開発に取り組んでいきます。
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