令和の高校生が語るSNSの情報信頼度とは

現代において、SNSは情報の主な発信源となっていますが、果たしてその情報をどれほど信頼されているのでしょうか。株式会社ワカモノリサーチが運営する「放課後NEWS」では、全国の現役高校生を対象に「SNS上の情報を信じるか否か」についてのアンケートを実施しました。その結果、なんと45.1%の生徒が「SNSの情報を信じていない」と回答しました。

調査の背景

SNSは簡単に情報を発信できるため、誰もが利用しやすいメディアですが、その分情報の信憑性に疑問を持つ若者も多いようです。特に「あまり信じていない」と答えた36.8%、さらに「まったく信じていない」とした8.3%の生徒たちは、SNSの特徴が情報を不確かにしていると感じています。

信じない理由

彼らの意見を詳しく分析すると、次のような声が目立ちました。

- 「誰でも書き込めるから、情報の質にばらつきがありそう」
- 「何かの影響を受けているように思える」
- 「承認欲求から発信される情報も多い」

特に、気軽に情報発信ができるために、発信者の意図や信憑性が疑わしいという意見が多く見受けられました。

また、学校で「SNSの情報を安易に信じてはいけない」と教えられている点も、彼らが情報に疑いを持つ一因であるようです。日本の教育現場では、次世代に向けて賢い情報リテラシーが求められています。

一方で、完全にはSNSを否定していない高校生も多く、ちょっとした興味を惹かれる情報には「自分で調べてみて、信じるに値するかを考える」という意見が多く出ました。自らの判断基準を持ちながら、SNSと向き合っている姿が伺えます。

SNSを信じる高校生の声

調査によれば、「少し信じている」と答えたのは52.3%、さらには「すごく信じている」との回答も2.6%あり、合計で54.9%がSNSに何らかの信頼を置いていることがわかりました。興味深いのは、彼らもまた「信じちゃいけないと思ってはいるが、つい信じてしまう」というジレンマを抱えている点です。

彼らの感情は、「気になった情報にはついつい惹かれる」といったもので、基本的には警戒しつつも、興味を持ってしまうのがSNSの特性であることを理解している様子です。

まとめ

この調査結果から見えてくるのは、若者たちがSNSを使用する際に、情報の信頼性を自らの判断で選別しようとしている姿です。「信じるか信じないかは、あなた次第」という言葉が当てはまる結果とも言えます。SNSは現代の情報源の一つである以上、今後もその影響力は続くでしょうが、どのように情報を取捨選択していくかが重要です。

詳しい調査結果については「放課後NEWS」の公式サイトで公開されています。関心のある方はぜひこちらをご覧ください：
放課後NEWS詳細ページ

さらに、株式会社ワカモノリサーチでは、全国の高等学校や若者ネットワークを活用したマーケティング調査を行っています。新たな情報やデータが必要な企業様はお気軽にお問い合わせください。