堺市茶山台団地再生プロジェクトがスタート
堺市南区にある茶山台団地16棟での団地再生プロジェクトが始まり、民間事業者の提案を募集しています。このプロジェクトは、大阪府住宅供給公社が進めるもので、泉北ニュータウンにおける地域活性化を図るものです。団地住民の暮らし向上と地域の魅力向上を目指し、柔軟な発想が求められています。
団地再生の背景
最近、泉北ニュータウンでは少子高齢化や商業機能の低下といった社会的な課題が浮き彫りになっています。公社は平成27年度から始まった取り組みで、茶山台団地の地域コミュニティ活性化を目指しています。「茶山台としょかん」や「やまわけキッチン」などの住民主導型プロジェクトを通じ、住人の自立した生活を支援する方策を模索しています。
このような課題を解消するためには、地域のニーズに応じた多様な住宅や子育て支援、高齢者支援施設を整備し、世代間交流を促進することが重要です。これにより、誰もが住みやすい「持続可能なまち」の実現が期待されています。
提案内容は多様
今回の事業提案競技では、茶山台団地全体の一体的な活用が求められています。提案にあたっては、各事業者の創意工夫を活かし、多世代共生のための機能や利便施設の導入が求められます。また、耐震改修工事や大規模修繕工事の実施も条件の一つです。これにより、建物の安全性と使用感を高め、新たな価値を生み出すことが目指されています。
募集要項と今後の流れ
事業提案競技の詳細は、公社の公式サイトから確認でき、2024年12月25日には募集要項を公表予定です。事業提案書の提出期限は2025年3月14日で、その後選定結果が公表され、基本協定書の締結が2025年5月を予定しています。地域の特性を最大限に活かした提案が、これからの堺市の未来を左右するかもしれません。
団地概要とアクセス
茶山台団地の所在地は堺市南区茶山台で、泉北高速鉄道「泉ヶ丘」駅まで徒歩約13~15分の距離にあります。16棟はそれぞれ5階建てで、合計40戸が設置されています。建物は耐震基準をクリアした鉄筋コンクリート造で、地域へのアクセスも良好です。
この機会に、多世代が「いきいきと暮らす」地域づくりに向けた提案を考えてみてはいかがでしょうか?地域を再生させることは、堺市全体の活性化につながる重要なステップとなります。興味のある事業者の方々は、ぜひこの機会を逃さずに提案を検討してください。